出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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概要
- 初出:第30巻第1章「主従二人」#
- 単なる「テル山」と呼ばれる場合もあるが、「テル山峠」という峠名で呼ばれる場合の方が多い。
- 「テル山峠」は第30~33巻にのみ出て来るが、第9巻では「照山峠」という名で出て来る。また「智利山峠」という表記も第9巻と第30~33巻で1回ずつ出て来る。
- テル山峠の西側にテルの国が、東側にウヅの国がある。[2]
- 第30巻第4章「懐旧の歌」#で、末子姫一行がテル山峠の頂上に辿り着いた時、石熊が「黄泉比良坂の大戦以前に、珍の都の正鹿山津見の神様の御娘、松竹梅の宣伝使が始めて宣伝の初陣に此処を、蚊々虎と云ふ天教山の木の花姫の神様の化神に導かれて、お通り遊ばし、松竹梅の宣伝使は遥々と珍の都を振返り、両親に訣別の歌を歌はれた所です」と回顧しているが、それは第9巻第13章「訣別の歌」#に出て来るエピソードである。
現実のテル山
- 現実のどの山に相応するかは不明。テルの国(チリ)から末子姫一行が、テル山峠を越えて東へ降り、ウヅの国(アルゼンチン)へ向かっているので、アンデス山脈に相応するのだろうと思われる。
- 第29巻端書#でアンデス山脈は「高照山(たかてるやま)」と呼ばれているが[3]、本文中で「高照山」と「テル山峠」は別のものとして扱われている[4]。
脚注
- ↑ 第30巻第1章「主従二人」#:「末子姫は捨子姫と共に漸くハラの港に安着し、足を早めて珍の国に進まむと、テルとウヅとの国境、テル山峠の麓にさしかかつた」
- ↑ 第30巻第4章「懐旧の歌」#:「テルの国をばスタスタと 東を指して進み来る テル山峠の山麓に」(テルの国の東の方にテル山峠がある。つまりテル山峠の西側にテルの国がある)、「これより末子姫を先頭に一行四人はテル山峠を東に降り行く」(ここで末子姫一行はウヅの都に向かっているので、つまりテル山峠の東側にウヅの国がある)。これは現代の地理と同じである。アンデス山脈を境にして東側にアルゼンチン(ウヅの国)が、西側にチリ(テルの国)がある。
- ↑ 同じく第29巻端書#で「日暮シ山」(ヒルの国とカルの国の間に屹立する山)もアンデス山脈と呼ばれている
- ↑ 一例として、第30巻第2章#でカールのセリフ「テル山峠に見張りをして、両人を引捉へ、高照山に連れ帰れとの命令」。
関連項目
外部リンク