小松林命
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概要
- 小松林命は上田喜三郎が宗教活動を開始した初期の頃に懸かっていた神霊で、喜三郎に反抗する当時の大本の役員信者からは、四ツ足の悪神として嫌われていた[1]。
- 小松林命は石清水八幡宮(旧称・男山八幡宮)の眷族である。第37巻第9章「牛の糞」#:(喜楽に懸かった大霜天狗のセリフ)「男山の眷族小松林の命令に依つて」
- 小松林命は武内宿禰のこと。「本教創世記」に「余は常に、この神(注・小松林命)と入魂となり、余が修行中、すなわち十か年間は、小松林の御名を拝借する事を赦されたり」「付記す。小松林は八幡宮の高等なる眷属神にして、生前は武士なり。神功皇后の軍に従いて、三韓を征し玉いし英雄なりしなり」とある[2]。『聖師伝』では小松林命は「武内宿禰の神界における神名」と記している[3]。
- 大本神諭には次の3回名前が出る。上田喜三郎の守護神であり、五六七の大神の系統の神。
- 「後小松天皇は小松林の霊で住吉(神社)の眷族になっていられたのである」〔『新月の光』0331「後小松天皇」〕。後小松天皇は第100代天皇(在位1392~1412年)であり、北朝第6代天皇(在位1382~92年)である。
霊界物語でのエピソード
- 初出:第1巻第9章「雑草の原野」#:「そこへ「坤」といふ字のついた、王冠をいただいた女神が、小松林といふ白髪の老人とともに現はれて」
- 第5巻第24章「天の浮橋」#:王仁三郎は銀橋の上で、国姫神から「小松林命」という神名を与えられた。「吾は国姫神なり、汝に今より小松林命といふ神名を与へむ」
- 第37巻には小松林命のエピソードがいくつか出る。主なエピソードは、
- 第38巻では、大本の役員信者が喜楽を「小松林の四ツ足の悪の守護神」呼ばわりをして排斥するシーンが何度も出る。第38巻第11章「思ひ出(二)」#・第12章「思ひ出(三)」#・第38巻第21章「凄い権幕」#・第22章「難症」#・第27章「仇箒」#など。