シナイ山
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シナイ山(しないざん)は、霊界物語に登場する山。主に霊主体従篇に登場する。次の2つある。
- 国祖が一厘の仕組を仕組んだシナイ山
- 天教山の別名としてのシナイ山。ただし天教山の別名としては次の1ヶ所に出て来るだけである。第6巻第23章「諸教同根」#:「天教山は後にシナイ山とも称せらるるに至りぬ。併し第一巻に表はれたるシナイ山とは別のものたるを知るべし」
本頁では国祖が一厘の仕組を仕組んだシナイ山について説明する。
目次
概要
主なエピソード
- 邪神の竹熊一派との戦争で、厳の御魂(稚姫君命)は竜宮城からシナイ山に避難する[3]。その後シナイ山の戦闘で勝利し、竜宮城に凱旋する[4]
- 国祖は、邪神に三個の珠(潮満の珠、潮干の珠、真澄の珠)を奪われるのを防ぐため、この珠の体のみを冠島・沓島に納め、珠の精霊はシナイ山の山頂へ誰にも知らせずに秘かに隠した。これは国祖の水も洩らさぬ経綸であり、一厘の仕組とはこのことを言う。[5]
- 黄金水の十二個の玉の争奪戦で、竹熊の部下の魔子彦と鳥熊は、空からシナイ山の渓谷に落ちて滅亡した。[6]
- 三個の珠の精霊を秘め置いたシナイ山を魔軍に占領されたら神界経綸上に一大影響を及ぼすため、稚桜姫命は八島別を主将とし、八神将を任命してこれを守護させた。[7]
- シオン山とシナイ山の勝敗(シオン山の戦い)は、神界経綸上に一大影響を及ぼすべき重要なる地点であるため、敵も味方も千変万化の秘術をつくして戦った。[8]
現実のシナイ山
現実のシナイ山(Mount Sinai)は、中近東のシナイ半島(エジプト領土)にある。古代イスラエルの預言者モーセが神から十戒を授かった山で、その正確な位置は定かでない。昔からシナイ半島南部の標高2,285mの山に比定されているが、別の山だとする説もある。