霊子

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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霊子(れいし)とは、霊魂の子供、幼体のようなもの。天人夫婦の情交によって生じたばかりの霊魂。

地上は凡て天国の移写であるから天国に於て天人夫婦が情交を行ひ霊子を地上に蒔き落す時はその因縁の深き地上の男女は忽ち霊に感じ情交を為し胎児を宿すことになる。その胎児は即ち天人の蒔いた霊の子の宿つたものである。(略)人間が現界へ生れて来る目的は、天国を無限に開くべく天よりその霊体の養成所として降されたものである。(略)要するに人の肉体と共にその霊子が発達して天国の神業を奉仕するためである。天国に住む天人は是非とも一度人間の肉体内に入りてその霊子を完全に発育せしめ現人同様の霊体を造り上げ、地上の世界に於て善徳を積ませ、完全なる霊体として天上に還らしめむがためである。故に現界人の肉体は天人養成の苗代であり学校であることを悟るべきである。
出典: 第19巻霊の礎(五)/a021-a038#
  • 天人の五感はみな額であり、天人の性交は頬と頬とをちょっとほんの瞬間接触するだけである。霊子は天窓(あたま)から下される。天窓とは「現れる魂」の意である。〔水鏡「天人の五官」#
  • 人の誕生は4種ある。大神が地上に体を持って現れる場合を「降誕」、天人の霊子が下って生まれる場合を「生誕」、中有界から再び生まれて来る場合を「再生」、動物から人間に或いは人間から動物に生まれ変わる場合を「転生」と呼ぶ。〔月鏡「誕生の種々」#

以上の王仁三郎の教示から考えると、霊子によって生まれた人は、前世が無い、ということになる。