「十二の山」の版間の差分
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'''十二の山'''（じゅうにのやま）は、霊界物語第3巻で、太白星の十二個の玉を[[国魂]]として祭った世界12ヶ所のこと。ただしそのうち2ヶ所は山ではない。また「十二の山」は霊界物語に登場する言葉ではなく、便宜的に用いられている言葉である。 | '''十二の山'''（じゅうにのやま）は、霊界物語第3巻で、太白星の十二個の玉を[[国魂]]として祭った世界12ヶ所のこと。ただしそのうち2ヶ所は山ではない。また「十二の山」は霊界物語に登場する言葉ではなく、便宜的に用いられている言葉である。 | ||
| − | 国祖[[国治立命]]は[[シオン山]]に鎮祭していた12個の玉（[[太白星の十二個の玉]]）を世界の各所に配置して国魂の神と定め、各地に主権者の[[八王神]]（国王に相応）と玉の守護神である[[八頭神]]（宰相に相応）を任命した。{{rm|3|2|八王神の守護}} | + | *国祖[[国治立命]]は[[シオン山]]に鎮祭していた12個の玉（[[太白星の十二個の玉]]）を世界の各所に配置して国魂の神と定め、各地に主権者の[[八王神]]（国王に相応）と玉の守護神である[[八頭神]]（宰相に相応）を任命した。{{rm|3|2|八王神の守護}} |
| − | + | **この八王神は、十六天使のうちの12人である（残り4人はスサノオの四魂）。 | |
| − | + | *この玉が配置された場所が下の「十二の山」である。ただし[[ローマ]]や[[モスコー]]は地理的には山ではなく平地である。 | |
| + | **下の表の順序は{{rm|3|2|}}で出てくる順序。 | ||
| + | *邪神がそれぞれの山の国魂を奪い取ろうとして暗躍する。そのエピソードが{{rm|3|3|}}～{{rm|3|32|}}に書いてある。 | ||
| + | *6巻の大洪水の後であらためて国魂の神が任命されるが、この時には「八王」とか「八頭」という名称は使われておらず、旧・八王八頭のどちらかが国魂に任命されている。{{rm|6|27|}} | ||
| + | **鬼城山は含まれておらず、代わりに「常世の国」が入っている。 | ||
| + | **タコマ山の八頭（国玉別）がロッキー山へ、ロッキー山の八王（貴治彦）が常世の都へ移動している。 | ||
| + | **ヒマラヤ山は地教山と改称されている。{{rm|5|28|}} | ||
<table class="wikitable"> | <table class="wikitable"> | ||
<caption>十二の山</caption> | <caption>十二の山</caption> | ||
| − | <tr><th>山</th><th>相応する地域（世界）</th><th>相応する地域（日本）</th><th>玉の色</th><th> | + | <tr><th>山</th><th>相応する地域（世界）</th><th>相応する地域（日本）</th><th>玉の色</th><th>八王神</th><th>八頭神</th><th>八頭の妻</th><th>エピソード</th><th>大洪水後</th></tr> |
| − | <tr><th>[[新高山]]</th><td>台湾の玉山（新高山）</td><td>[[高城山]]（位田の向）</td><td class="align_center">青</td><td>[[花森彦]]</td><td>[[高国別]]</td><td>[[高国姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[新高山]]</th><td>台湾の玉山（新高山）</td><td>[[高城山]]（位田の向）</td><td class="align_center">青</td><td>[[花森彦]]</td><td>[[高国別]]</td><td>[[高国姫]]</td><td>花森彦</td><td>{{rm|3|3}}～{{rm|3|4|}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[万寿山]]</th><td>北京の万寿山</td><td>[[亀岡]]</td><td class="align_center">赤</td><td>[[磐樟彦]]</td><td>[[瑞穂別]]</td><td>[[瑞穂姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[万寿山]]</th><td>北京の万寿山</td><td>[[亀岡]]</td><td class="align_center">赤</td><td>[[磐樟彦]]</td><td>[[瑞穂別]]</td><td>[[瑞穂姫]]</td><td>瑞穂別</td><td>{{rm|3|15}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[ローマ]]</th><td>イタリアのローマ</td><td>大阪</td><td class="align_center">白</td><td>[[元照別]]</td><td>[[朝照彦]]</td><td>[[朝照姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[ローマ]]</th><td>イタリアのローマ</td><td>大阪</td><td class="align_center">白</td><td>[[元照別]]</td><td>[[朝照彦]]</td><td>[[朝照姫]]</td><td>元照別</td><td>{{rm|3|27}}～{{rm|3|28|}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[モスコー]]</th><td>ロシアのモスクワ</td><td>京都</td><td class="align_center">黒</td><td>[[道貫彦]]</td><td>[[夕日別]]</td><td>[[夕照姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[モスコー]]</th><td>ロシアのモスクワ</td><td>京都</td><td class="align_center">黒</td><td>[[道貫彦]]</td><td>[[夕日別]]</td><td>[[夕照姫]]</td><td>夕日別</td><td>{{rm|3|26}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[ロッキー山]]</th><td>アメリカのロッキー山脈</td><td>[[鬼城山]]</td><td class="align_center">紺</td><td>[[貴治彦]]</td><td>[[靖国別]]</td><td>[[靖国姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[ロッキー山]]</th><td>アメリカのロッキー山脈</td><td>[[鬼城山]]</td><td class="align_center">紺</td><td>[[貴治彦]]</td><td>[[靖国別]]</td><td>[[靖国姫]]</td><td>国玉別</td><td>{{rm|3|5}}～{{rm|3|8|}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[鬼城山]]</th><td>アメリカのナイアガラの滝の南側（ワシントン？）</td><td>[[福知山]]</td><td class="align_center">灰</td><td>[[真鉄彦]]</td><td>[[元照彦]]</td><td>[[元照姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[鬼城山]]</th><td>アメリカのナイアガラの滝の南側（ワシントン？）</td><td>[[福知山]]</td><td class="align_center">灰</td><td>[[真鉄彦]]</td><td>[[元照彦]]</td><td>[[元照姫]]</td><td>-</td><td>{{rm|3|9}}～{{rm|3|12|}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[長白山]]</th><td>朝鮮半島の白頭山（長白山）</td><td>[[半国山]]</td><td class="align_center">白</td><td>[[有国彦]]</td><td>[[磐長彦]]</td><td>[[玉代姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[長白山]]</th><td>朝鮮半島の白頭山（長白山）</td><td>[[半国山]]</td><td class="align_center">白</td><td>[[有国彦]]</td><td>[[磐長彦]]</td><td>[[玉代姫]]</td><td>磐長彦</td><td>{{rm|3|13}}～{{rm|3|14|}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[崑崙山]]</th><td>チベット高原の崑崙山脈</td><td>[[大台ヶ原]]</td><td class="align_center">紅</td><td>[[磐玉彦]]</td><td>[[大島彦]]</td><td>[[大島姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[崑崙山]]</th><td>チベット高原の崑崙山脈</td><td>[[大台ヶ原]]</td><td class="align_center">紅</td><td>[[磐玉彦]]</td><td>[[大島彦]]</td><td>[[大島姫]]</td><td>磐玉彦</td><td>{{rm|3|23}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[天山]]</th><td>中央アジアの天山山脈</td><td>[[伊吹山]]</td><td class="align_center">黄</td><td>[[斎代彦]]</td><td>[[谷山彦]]</td><td>[[谷山姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[天山]]</th><td>中央アジアの天山山脈</td><td>[[伊吹山]]</td><td class="align_center">黄</td><td>[[斎代彦]]</td><td>[[谷山彦]]</td><td>[[谷山姫]]</td><td>谷山彦</td><td>{{rm|3|22}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[青雲山]]</th><td>チベットとインドの国境あたり</td><td>[[帝釈山]]</td><td class="align_center">金</td><td>[[神澄彦]]</td><td>[[吾妻彦]]</td><td>[[吾妻姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[青雲山]]</th><td>チベットとインドの国境あたり</td><td>[[帝釈山]]</td><td class="align_center">金</td><td>[[神澄彦]]</td><td>[[吾妻彦]]</td><td>[[吾妻姫]]</td><td>吾妻彦</td><td>{{rm|3|19}}～{{rm|3|20|}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[ヒマラヤ山]]</th><td>ヒマラヤ山脈</td><td>[[比叡山]]</td><td class="align_center">銀</td><td>[[高山彦]]</td><td>[[ヒマラヤ彦]]</td><td>[[ヒマラヤ姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[ヒマラヤ山]]</th><td>ヒマラヤ山脈</td><td>[[比叡山]]</td><td class="align_center">銀</td><td>[[高山彦]]</td><td>[[ヒマラヤ彦]]</td><td>[[ヒマラヤ姫]]</td><td>（地教山）ヒマラヤ彦</td><td>{{rm|3|21}}</td></tr> |
| − | <tr><th>[[タコマ山]]</th><td>アメリカのシアトルの近くのレーニア山</td><td>[[八重垣]]</td><td class="align_center">銅</td><td>[[吾妻別]]</td><td>[[国玉別]]</td><td>[[国玉姫]]</td></tr> | + | <tr><th>[[タコマ山]]</th><td>アメリカのシアトルの近くのレーニア山</td><td>[[八重垣]]</td><td class="align_center">銅</td><td>[[吾妻別]]</td><td>[[国玉別]]</td><td>[[国玉姫]]</td><td>吾妻別</td><td>{{rm|3|24}}～{{rm|3|25|}}</td></tr> |
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2013年4月9日 (火) 23:41時点における版
十二の山（じゅうにのやま）は、霊界物語第3巻で、太白星の十二個の玉を国魂として祭った世界12ヶ所のこと。ただしそのうち2ヶ所は山ではない。また「十二の山」は霊界物語に登場する言葉ではなく、便宜的に用いられている言葉である。
- 国祖国治立命はシオン山に鎮祭していた12個の玉（太白星の十二個の玉）を世界の各所に配置して国魂の神と定め、各地に主権者の八王神（国王に相応）と玉の守護神である八頭神（宰相に相応）を任命した。第3巻第2章「八王神の守護」#
- この八王神は、十六天使のうちの12人である（残り4人はスサノオの四魂）。
- この玉が配置された場所が下の「十二の山」である。ただしローマやモスコーは地理的には山ではなく平地である。
- 邪神がそれぞれの山の国魂を奪い取ろうとして暗躍する。そのエピソードが第3巻第3章#～第3巻第32章#に書いてある。
- 6巻の大洪水の後であらためて国魂の神が任命されるが、この時には「八王」とか「八頭」という名称は使われておらず、旧・八王八頭のどちらかが国魂に任命されている。第6巻第27章#
| 山 | 相応する地域（世界） | 相応する地域（日本） | 玉の色 | 八王神 | 八頭神 | 八頭の妻 | エピソード | 大洪水後 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新高山 | 台湾の玉山（新高山） | 高城山（位田の向） | 青 | 花森彦 | 高国別 | 高国姫 | 花森彦 | 第3巻第3章#～第3巻第4章# |
| 万寿山 | 北京の万寿山 | 亀岡 | 赤 | 磐樟彦 | 瑞穂別 | 瑞穂姫 | 瑞穂別 | 第3巻第15章# |
| ローマ | イタリアのローマ | 大阪 | 白 | 元照別 | 朝照彦 | 朝照姫 | 元照別 | 第3巻第27章#～第3巻第28章# |
| モスコー | ロシアのモスクワ | 京都 | 黒 | 道貫彦 | 夕日別 | 夕照姫 | 夕日別 | 第3巻第26章# |
| ロッキー山 | アメリカのロッキー山脈 | 鬼城山 | 紺 | 貴治彦 | 靖国別 | 靖国姫 | 国玉別 | 第3巻第5章#～第3巻第8章# |
| 鬼城山 | アメリカのナイアガラの滝の南側（ワシントン？） | 福知山 | 灰 | 真鉄彦 | 元照彦 | 元照姫 | - | 第3巻第9章#～第3巻第12章# |
| 長白山 | 朝鮮半島の白頭山（長白山） | 半国山 | 白 | 有国彦 | 磐長彦 | 玉代姫 | 磐長彦 | 第3巻第13章#～第3巻第14章# |
| 崑崙山 | チベット高原の崑崙山脈 | 大台ヶ原 | 紅 | 磐玉彦 | 大島彦 | 大島姫 | 磐玉彦 | 第3巻第23章# |
| 天山 | 中央アジアの天山山脈 | 伊吹山 | 黄 | 斎代彦 | 谷山彦 | 谷山姫 | 谷山彦 | 第3巻第22章# |
| 青雲山 | チベットとインドの国境あたり | 帝釈山 | 金 | 神澄彦 | 吾妻彦 | 吾妻姫 | 吾妻彦 | 第3巻第19章#～第3巻第20章# |
| ヒマラヤ山 | ヒマラヤ山脈 | 比叡山 | 銀 | 高山彦 | ヒマラヤ彦 | ヒマラヤ姫 | （地教山）ヒマラヤ彦 | 第3巻第21章# |
| タコマ山 | アメリカのシアトルの近くのレーニア山 | 八重垣 | 銅 | 吾妻別 | 国玉別 | 国玉姫 | 吾妻別 | 第3巻第24章#～第3巻第25章# |
注：「相応する地域（世界）」は一般に研究者の間で言われているもの。「相応する地域（日本）」は『新月の光 上巻』217頁「霊界物語の地名」に記載されているものである。ただし必ずしもその場所だとは限らないので断定的に捉えるべきではない。
