「バラモン教」の版間の差分

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== 特徴 ==
== 特徴 ==
極端な難行苦行。生を軽んじ死を重んじる(軽生重死)。厳しい身分差別。霊魂偏重(霊主体従を標榜しているが、霊主体従を誤解しており、霊に偏重し過ぎている)。
極端な難行苦行。生を軽んじ死を重んじる(軽生重死)。厳しい身分差別。霊魂偏重(霊主体従を標榜しているが、霊主体従を誤解しており、霊に偏重し過ぎている)。


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* 〈ハムの一族鬼雲彦は バラモン教を楯となし 霊主体従を標榜し 現の世をば軽んじて 魂の行方の幽界を 堅磐常磐の住所ぞと 教へ諭すはよけれども〉〔{{rm|16|1|天橋立}}〕
* 〈ハムの一族鬼雲彦は バラモン教を楯となし 霊主体従を標榜し 現の世をば軽んじて 魂の行方の幽界を 堅磐常磐の住所ぞと 教へ諭すはよけれども〉〔{{rm|16|1|天橋立}}〕
* 〈生血を見ねば治まらぬ 残虐無道の荒修業 入信したる信徒は 霊主体従の名の下に 釘の打ちたる足駄履き 裸となりて茨室 飛び込み体をかき破り 或は猛火の中に入り 水底潜りさまざまと 怺へ切れない苦みに 一度寄り来し信徒も 悲しみもだえ日に月に 何時とはなしに逃げ去りて〉〔{{rm|30|1|主従二人}}〕
* 〈生血を見ねば治まらぬ 残虐無道の荒修業 入信したる信徒は 霊主体従の名の下に 釘の打ちたる足駄履き 裸となりて茨室 飛び込み体をかき破り 或は猛火の中に入り 水底潜りさまざまと 怺へ切れない苦みに 一度寄り来し信徒も 悲しみもだえ日に月に 何時とはなしに逃げ去りて〉〔{{rm|30|1|主従二人}}〕
== 主な人物 ==
* [[大自在天]](常世神王)大国彦:バラモン教の奉斎神。
* [[大国別]]:バラモン教の教祖。大国彦の息子。[[第15巻]]以降。
* [[国別彦]](サガレン王):大国別の息子。[[第36巻]]以降。
* [[鬼雲彦]](大黒主):バラモン教の大教主・大棟梁。国別彦を追放して自分が教主となった。
* [[鬼雲姫]]:鬼雲彦の妻。
* [[鬼熊別]]:鬼雲彦の副棟梁・左守。[[第17巻]]以降。
* [[蜈蚣姫]](黄金姫):鬼熊別の妻。[[第17巻]]以降。
* [[小糸姫]](黄竜姫、清照姫):鬼熊別・蜈蚣姫の娘。[[第23巻]]以降。
* [[友彦]]:小糸姫の元恋人。[[第20巻]]以降。
* [[鷹依姫]]:バラモン教の一派[[アルプス教]]の教主。[[第21巻]]以降。
* [[石熊]]:高照山のバラモン教の教主。[[第30巻]]以降。
* [[石生能姫]]:鬼雲彦の後妻。[[第39巻]]以降。
* [[鬼春別]]:鬼雲彦の左守。鬼熊別の後任。[[第40巻]]以降。
* [[雲依別]]:鬼雲彦の右守。[[第40巻]]。
* [[キューバー]]:バラモン教の別派[[スコブツエン宗]]の教祖。[[第70巻]]以降。
* [[スマートボール]]、[[カナンボール]]:蜈蚣姫の部下。[[第22巻]]以降。
* [[鬼彦]]、[[鬼虎]]、[[熊鷹]]、[[石熊]]:鬼雲彦の四天王<ref>{{rm|16|9|法螺の貝}}:〈鬼彦、鬼虎、熊鷹、石熊の四天王は〉</ref>。[[第16巻]]。
* [[高姫]]、[[黒姫]]:若い頃一時期、[[顕恩郷]]でバラモン教を学んだことがある。
* [[八人乙女]]の侍女たち:もともと鬼雲彦の部下だった<ref>{{rm|15|3|十六花}}:愛子姫のセリフ〈八人の侍女は、今迄鬼雲彦の側近く仕へたるバラモン教の信徒なりしが、妾達が昼夜の感化に依りて、衷心より三五教の教を奉ずるに至りし者〉</ref>。
== 主な拠点 ==
* [[顕恩郷]]:鬼雲彦のアジトがあった。[[第15巻]]。
* [[大江山]]:鬼雲彦のアジトがあった。[[第16巻]]。
* [[三嶽山]]:[[紫姫]]が救出された。[[第17巻]]。
* [[鬼ケ城山]]:[[鬼熊別]]のアジトがあった。[[第17巻]]。
* [[三国ケ岳]]:[[蜈蚣姫]]のアジトがあった。[[第20巻]]。
* [[高春山]]:アルプス教の[[鷹依姫]]のアジトがあった。[[第21巻]]。
* [[高照山 (高砂島)]]:[[石熊]]のアジトがあった。[[第30巻]]。
* [[ハルナの都]]、[[大雲山]]:大黒主([[鬼雲彦]])の本拠地。[[月の国]]にある。[[第39巻]]以降。


== 主なエピソード ==
== 主なエピソード ==