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モールバンドとエルバンドは、高姫ら宣伝使一行12人の善言美詞の言霊に言向和され、言霊の妙用に感じ、竜体となって天に昇り、風雨を司り神人万有を安住させる神の使いとなった。〔{{rm|32|13|平等愛}}〕 | モールバンドとエルバンドは、高姫ら宣伝使一行12人の善言美詞の言霊に言向和され、言霊の妙用に感じ、竜体となって天に昇り、風雨を司り神人万有を安住させる神の使いとなった。〔{{rm|32|13|平等愛}}〕 | ||
== 恐竜映画ロストワールド == | |||
映画『ロストワールド』に[[霊界物語]]のアマゾンの場面(モールバンド、エルバンド)そのままのシーンが現れたので驚いたという話が機関誌『[[真如の光]]』大正15年(1926年)1月25日号(20~22頁、40~41頁)に掲載されている。 | |||
コナン・ドイルが著した恐竜SF小説『The Lost World』(1912年)を映画化した『The Lost World』(1925年、アメリカ、無声映画)が大正14年(1925年)8月、日本でも公開された。その邦題が『ロストワールド』である。 | |||
映画を見た信者の[[井内鉄外]]が大正15年1月13日、京都の京極松竹座にある配給会社(ファーストナショナル映画会社)を訪問して営業部員の内海に〈是は大本の聖師様が五年前に御口述になつて居るがな〉と話したところ、内海は驚いてその霊界物語を拝読したい、また映画に登場する〈猛獣巨獣〉の写真を王仁三郎に献納したいと申し出た。王仁三郎も松竹座を訪れ内海と会見し〈此の巨獣の状態は伊豆の温泉に滞在中、神様より見せて貰ふた事が、霊界物語、海洋万里、午の巻、未の巻(注・第31巻と第32巻)になったのである〉と話した。王仁三郎も1月13日に映画を観覧している<ref>40頁〈聖師様には去る十三日上洛の節観覧せられし〉</ref>。その後1月20日に内海は来亀し、その〈怪獣の写真〉を王仁三郎に献上した。 | |||
この猛獣とか巨獣、怪獣などと呼ばれているものは恐竜である。それが霊界物語のモールバンド、エルバンドの描写によく似ていたので驚愕したようである。 | |||
恐竜の存在が知られるようになったのは19世紀後半からである。恐竜の化石が最初に発見されたのは19世紀初頭だが、1842年にイギリスの生物学者リチャード・オーウェンがそれを「Dinosaur」と名付けて発表した。日本でそれを「恐竜」と訳して紹介したのは古生物学者の横山又次郎が明治28年(1895年)に著した『化石学教科書』<ref>横山又次郎『{{pid|831231|化石学教科書 中巻}}』</ref>が初めてだと言われている<ref>「[https://f-favorite.net/blogs/dinosaur_treasure_house/tamura-n_006 新恐竜秘宝館]」</ref>。 | |||
大正期にはまだ世間一般には恐竜の存在があまり知られていなかったのだと思われる。映画『ロストワールド』によって恐竜が視覚的に捉えられたことで、恐竜というものが世間一般にも広く知られるようになったのではないかと思われる。 | |||
内海が献上した写真はどういうものかは不明だが、『ロストワールド』には写真のような恐竜が登場していた。モールバンド、エルバンドのような巨大な生物が太古に実在していた証拠だということで、当時の大本信者は衝撃的に感じたようである。 | |||
* [https://amzn.to/3F5SAZh ロスト・ワールド(字幕版)] - アマゾン Prime Video | |||
* [https://archive.org/details/lost_world The Lost World] - Internet Archive | |||
* {{wp|失われた世界}}(コナン・ドイルによる原作の小説) | |||
* {{wp|ロスト・ワールド (1925年の映画)}} | |||
* [https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:The_Lost_World_(1925_film)?uselang=ja Category:The Lost World (1925 film)] - Wikimedia Commons | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||