「高姫」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
| 1行目: | 1行目: | ||
{{kakikake}} | {{kakikake}} | ||
'''高姫'''(たかひめ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。[[ウラナイ教]] | '''高姫'''(たかひめ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。[[ウラナイ教]]の教祖。[[スサノオ]]を敵視し、自分は[[日の出神の生宮]](つまり救世主)だと僭称するが、実は邪神の[[ウラル姫]]の娘。改心して[[三五教]]の宣伝使となるが、再び慢心して妄動を繰り広げる。別名・'''高宮姫'''、'''千草の高姫'''。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
| 7行目: | 7行目: | ||
** '''高宮姫'''(たかみやひめ):高姫の若い頃の名前。初出:{{rm|33|22|高宮姫}}。[[第51巻]]・[[第52巻]]では[[曲輪城]]で、高姫が旧名の「高宮姫」と名乗り、夫の[[妖幻坊の杢助]]が「高宮彦」を名乗る。→詳細は「[[#高宮姫時代]]」 | ** '''高宮姫'''(たかみやひめ):高姫の若い頃の名前。初出:{{rm|33|22|高宮姫}}。[[第51巻]]・[[第52巻]]では[[曲輪城]]で、高姫が旧名の「高宮姫」と名乗り、夫の[[妖幻坊の杢助]]が「高宮彦」を名乗る。→詳細は「[[#高宮姫時代]]」 | ||
** '''千草の高姫'''(ちぐさのたかひめ):高姫は[[第52巻]]で空から落ちて死んでしまう<ref name="death">霊界物語には〈気絶〉とか〈人事不省〉と書かれているので、その時点では死んだとは言えないが、結局肉体に霊魂は戻らなかったので、肉体は死んでしまった。{{rm|52|23|盲動||a028}}:〈高姫は妖幻坊にかつ攫はれ、空中を翔り行く途中に於て、デカタン高原の或地点で妖幻坊に取放され、空中より砂つ原に顛落して'''気絶'''してゐた〉。{{rm|56|5|鷹魅}}:〈初稚姫やスマートの 声に驚き妖幻坊 黒雲起し高姫を 小脇に抱へ空中を 逃げ行く折しもデカタンの 大高原の中央に 高姫司を遺失して 雲を霞と逃げて行く 高姫空より墜落し '''人事不省'''に陥りて 霊肉脱離の関門を 漸く越えて遥々と 八衢関所に来て見れば さも勇ましき赤白の 守衛に行途を遮られ 三歳の間中有の 世界に有りて精霊を 研き清むる身となりぬ〉</ref>。[[幽庁]]では高姫の精霊を3年間だけ[[中有界]]で修業させ、その後、[[月の国]][[トルマン国]]の王妃・[[千草姫]]が帰幽した後の肉体に高姫の精霊を入れて甦らせた。この高姫の精霊が千草姫の肉体に入って活動している状態を「千草の高姫」と呼ぶ。第70~72巻に登場する。→詳細は「[[#千草の高姫時代]]」 | ** '''千草の高姫'''(ちぐさのたかひめ):高姫は[[第52巻]]で空から落ちて死んでしまう<ref name="death">霊界物語には〈気絶〉とか〈人事不省〉と書かれているので、その時点では死んだとは言えないが、結局肉体に霊魂は戻らなかったので、肉体は死んでしまった。{{rm|52|23|盲動||a028}}:〈高姫は妖幻坊にかつ攫はれ、空中を翔り行く途中に於て、デカタン高原の或地点で妖幻坊に取放され、空中より砂つ原に顛落して'''気絶'''してゐた〉。{{rm|56|5|鷹魅}}:〈初稚姫やスマートの 声に驚き妖幻坊 黒雲起し高姫を 小脇に抱へ空中を 逃げ行く折しもデカタンの 大高原の中央に 高姫司を遺失して 雲を霞と逃げて行く 高姫空より墜落し '''人事不省'''に陥りて 霊肉脱離の関門を 漸く越えて遥々と 八衢関所に来て見れば さも勇ましき赤白の 守衛に行途を遮られ 三歳の間中有の 世界に有りて精霊を 研き清むる身となりぬ〉</ref>。[[幽庁]]では高姫の精霊を3年間だけ[[中有界]]で修業させ、その後、[[月の国]][[トルマン国]]の王妃・[[千草姫]]が帰幽した後の肉体に高姫の精霊を入れて甦らせた。この高姫の精霊が千草姫の肉体に入って活動している状態を「千草の高姫」と呼ぶ。第70~72巻に登場する。→詳細は「[[#千草の高姫時代]]」 | ||
* 高姫は[[ウラナイ教]]の教祖(教主)である。<ref>{{rm|44|21|小北山}}:老爺([[文助]])のセリフ〈高姫さまが'''教祖'''で、黒姫さまが'''副教祖'''であつた〉</ref> <ref>{{rm|19|12|言照姫}}:エンゼルのセリフ〈松姫の改心に依り、ウラナイ教の'''教主'''高姫、'''副教主'''黒姫の罪は赦された〉</ref> | |||
* 高姫には[[金毛九尾の悪狐]]が憑依している。<ref>高姫に金毛九尾の悪狐が憑依していると分かる箇所は多数あるが、その一例を記す。{{rm|29|8|高姫慴伏}}:池の中からの声([[月照彦神]])〈鬼城山の木常姫の再来、金毛九尾の悪狐に憑依された外面如菩薩、内心如夜叉のイカサマ宣伝使〉。{{rm|29|14|カーリン丸}}:高姫のセリフ〈皆此高姫に憑依してゐた、金毛九尾の悪狐の為せし業〉。{{rm|50|3|高魔腹}}:高姫に憑依している悪狐のセリフ〈吾は汝の略知る如く、神代に於て常世姫命に憑依し罪悪の限りを尽した金毛九尾白面の悪狐である〉。</ref> | * 高姫には[[金毛九尾の悪狐]]が憑依している。<ref>高姫に金毛九尾の悪狐が憑依していると分かる箇所は多数あるが、その一例を記す。{{rm|29|8|高姫慴伏}}:池の中からの声([[月照彦神]])〈鬼城山の木常姫の再来、金毛九尾の悪狐に憑依された外面如菩薩、内心如夜叉のイカサマ宣伝使〉。{{rm|29|14|カーリン丸}}:高姫のセリフ〈皆此高姫に憑依してゐた、金毛九尾の悪狐の為せし業〉。{{rm|50|3|高魔腹}}:高姫に憑依している悪狐のセリフ〈吾は汝の略知る如く、神代に於て常世姫命に憑依し罪悪の限りを尽した金毛九尾白面の悪狐である〉。</ref> | ||