「竜宮島 (豪大陸)」の版間の差分
| (同じ利用者による、間の19版が非表示) | |||
| 1行目: | 1行目: | ||
{{Otheruses|現代のオーストラリア大陸である竜宮島|その他の用法|竜宮島 (曖昧さ回避)}} | {{Otheruses|現代のオーストラリア大陸である竜宮島|その他の用法|竜宮島 (曖昧さ回避)}} | ||
'''竜宮島'''(りゅうぐうじま)は、[[霊界物語]] | '''竜宮島'''(りゅうぐうじま)は、[[霊界物語]]に登場する島。南洋にある。現代のオーストラリア大陸に相応する。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
* 別名:竜宮の一つ島、[[冠島]] | * 別名:竜宮の一つ島、[[冠島]](かんむりじま、かむりじま)、[[黄金の島]](こがねのしま)、[[海神島]](かいしんとう)、オーストラリヤ、オースタリヤ<ref>[[御校正本]]・[[愛世版]]では「オースタリヤ」だが、[[校定版]]・[[八幡版]]では「オースタラリヤ」に直されている。</ref>、オスタリヤ<ref>使用回数はオーストラリヤ15回、オースタリヤ5回、オスタリヤ1回</ref> | ||
* 初出:{{rm|1|35|一輪の秘密}} | * 初出:{{rm|1|35|一輪の秘密}} | ||
* オーストラリア大陸の東隣にある[[ニュージーランド]]は「[[沓島]]」とか「[[鬼門島]]」と呼ばれる。 | * オーストラリア大陸の東隣にある[[ニュージーランド]]は「[[沓島]]」とか「[[鬼門島]]」と呼ばれる。 | ||
* 竜宮島(冠島)は[[国祖]]の冠から成った島で、鬼門島(沓島)は国祖の沓(くつ)から成った島である。(下記第1巻のエピソードを参照) | * 竜宮島(冠島)は[[国祖]]の冠から成った島で、鬼門島(沓島)は国祖の沓(くつ)から成った島である。(下記第1巻のエピソードを参照) | ||
* 竜宮島の胞衣(雛型)は[[四国]]である。 | * 竜宮島の胞衣(雛型)は[[四国]]である。[[第7巻]]で[[飯依彦]](旧名・[[田依彦]])が竜宮島の守護神に任命されるが、飯依彦は古事記では讃岐国(現・香川県)の神名・飯依比古に該当する。 | ||
* [[琉球]]が最初に竜宮島の胞衣として造られた。<ref>{{rm|35|1|言の架橋}}:「琉球を竜宮といふのも、オーストラリアの竜宮島の胞衣として造られた。されど大神は少しく思ふ所ましまして、これを葦舟に流し捨て玉ひ、新に一身四面の現在日本国なる四国の島を胞衣として作らせ玉うた。故に四国は神界にては竜宮の一つ島とも称へられてゐるのである。丹後の沖に浮べる冠島も亦竜宮島と、神界にては称へられるのである」</ref> | * [[琉球]]が最初に竜宮島の胞衣として造られた。<ref>{{rm|35|1|言の架橋}}:「琉球を竜宮といふのも、オーストラリアの竜宮島の胞衣として造られた。されど大神は少しく思ふ所ましまして、これを葦舟に流し捨て玉ひ、新に一身四面の現在日本国なる四国の島を胞衣として作らせ玉うた。故に四国は神界にては竜宮の一つ島とも称へられてゐるのである。丹後の沖に浮べる冠島も亦竜宮島と、神界にては称へられるのである」</ref> | ||
* 竜宮島の[[国魂神]]は[[真澄姫神]]。<ref>{{rm|6|25|金勝要大神}}:「ここに天の御柱の神、国の御柱の神は、伊予の二名の島を生み、真澄姫神をして、これが国魂の神たらしめたまふ。之を愛媛といふ。一名竜宮島ともいひ、現今の濠洲大陸なり。而て我が四国は、その胞衣にぞありける」</ref> | * 竜宮島の[[国魂神]]は[[真澄姫神]]。<ref>{{rm|6|25|金勝要大神}}:「ここに天の御柱の神、国の御柱の神は、伊予の二名の島を生み、真澄姫神をして、これが国魂の神たらしめたまふ。之を愛媛といふ。一名竜宮島ともいひ、現今の濠洲大陸なり。而て我が四国は、その胞衣にぞありける」</ref> | ||
* 第24~25巻では、[[小糸姫]]が[[黄竜姫]]と名乗り竜宮島の女王となる。黄竜姫が[[梅子姫]]らと共に[[自転倒島]]へ去った後は、清公が竜宮島を治めた<ref>{{rm|25|16|真如の玉}}:「[[梅子姫]]、[[黄竜姫]]、[[蜈蚣姫]]の[[自転倒島]]に立ち去られし後の[[地恩城]]は、暫時[[清公]]司をして当主と仰ぎ、[[鶴公]]を左守となし、[[チヤンキー]]を右守となし、又[[ジヤンナの郷]]は[[スマートボール]]、[[宇豆姫]]の夫婦之を管掌する事となれり(略)三五教の教は清公之を主管し、且つ全島を統一して国民を永久に安泰ならしめたり」</ref>。 | |||
== 主なエピソード == | == 主なエピソード == | ||
| 47行目: | 48行目: | ||
【第24巻第4章~第25巻第16章】 | 【第24巻第4章~第25巻第16章】 | ||
[[第24巻]]では、[[高姫]]・[[蜈蚣姫]]一行が失われた「[[三つの玉]]」を探しに竜宮島へ渡る(理由は下記「[[#高姫と蜈蚣姫が竜宮島へ渡った理由]]」)。竜宮島には[[黒姫]]とその夫・[[高山彦]]が玉探しのために先に来ており、[[ブランジー]]、[[クロンバー]]と名を変えて、竜宮島の女王・[[黄竜姫]]に仕えていた。しかし竜宮島に玉はないと判断し高姫と黒姫、高山彦は帰国する<ref>{{rm|24|12|暴風一過}}</ref>(蜈蚣姫は残る)。 | |||
[[第25巻]]では[[初稚姫]]一行が「[[五つの玉]]」([[麻邇の玉]])を[[諏訪の湖]]の[[玉依姫命]]から授かる。 | |||
== | →詳細は「[[第24巻]]」「[[第25巻]]」 | ||
< | |||
==== 高姫と蜈蚣姫が竜宮島へ渡った理由 ==== | |||
{{rm|23|12|家島探}}~{{rms|23|18|波濤万里}}に書かれてある。 | |||
高姫は[[家島]]で[[玉能姫]]が、玉は〈竜神様が何処かへお隠しなされた〉と言った<ref>{{rm|23|12|家島探}}</ref>ことから、玉は[[竜宮島]]に隠してあると思い込んだ<ref>{{rm|23|13|捨小舟}}:〈玉能姫の言葉に、竜神が持つて行き居つたと言うた事がある。大方南洋の竜宮島へでも納まつて居るだらう〉</ref>。それで〈家島を後に瀬戸の海を西へ西へと進〉んだ<ref>{{rm|23|13|捨小舟}}</ref>。 | |||
その途中、[[小豆ケ島]]に上陸し、玉を探した。そこで[[蜈蚣姫]]と出会った。 | |||
蜈蚣姫は、娘の[[小糸姫]]から[[友彦]]がもらった手紙([[スパルタ文字]]で記されている)を読んで、小糸姫が竜宮島で女王([[黄竜姫]])になっていることを知り<ref>{{rm|23|17|黄竜姫}}</ref>、娘に会いたくて竜宮島に渡ろうと思った。高姫と蜈蚣姫の目的地が一致したので、二人で竜宮島へ渡ることになった<ref>{{rm|23|18|波濤万里}}</ref>。 | |||
==== 黒姫が竜宮島へ渡った理由 ==== | |||
[[高姫]]に玉探し(「[[三つの玉]]」参照)を命じられた[[黒姫]]が夫・[[高山彦]]と共に竜宮島へ渡った理由は、守護神の囁きによる。<ref>{{rm|24|4|一島の女王}}:クロンバー(黒姫)のセリフ〈黄金の玉を紛失し、高姫様に叱り飛ばされ、'''守護神の囁き'''に依つて竜宮の一つ島に隠しあると聞き、此処まで探ねて来たものの〉</ref> | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
| 71行目: | 83行目: | ||
== 外部リンク == | == 外部リンク == | ||
* | * {{wp|オーストラリア大陸}} | ||
* | * {{wp|オーストラリア}} | ||
== 脚注 == | |||
<references/> | |||
[[Category:霊界物語の島 | {{デフォルトソート:りゆうくうしま}} | ||
[[Category:霊界物語の島]] | |||