「死海」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
ページの作成:「'''死海'''(しかい)は、霊界物語に登場する海。第1~2巻と第64巻に出るが、名前は同じでも両者は同じものではない。前者の死海は現代のペルシャ湾に相応する。 == (1) 第1~2巻の死海 == 【第1巻】 神軍と魔軍との戦いで、悪神の竹熊天の逆鉾が当たり、黒血を吐いて死んだ。その血が溢れて「死海」となった。死海の水が苦くて辛…」
 
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ただし[[第64巻]]は大正時代のパレスチナを舞台にしたものであり、そこに登場する死海は、現代の死海と同じだと思われる。<ref>しかし{{rm|64a|8|自動車}}に〈竹熊の終焉所なる有名な死海〉と書かれている。</ref>
ただし[[第64巻]]は大正時代のパレスチナを舞台にしたものであり、そこに登場する死海は、現代の死海と同じだと思われる。<ref>しかし{{rm|64a|8|自動車}}に〈竹熊の終焉所なる有名な死海〉と書かれている。</ref>
== 関連項目 ==
* [[バイカル湖]]:{{rm|1|49|バイカル湖の出現}}で[[鬼姫]]が死んでバイカル湖が誕生した。


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2025年11月27日 (木) 15:23時点における最新版

死海(しかい)は、霊界物語に登場する海。第1~2巻と第64巻に出るが、名前は同じでも両者は同じものではない。前者の死海は現代のペルシャ湾に相応する。

(1) 第1~2巻の死海

第1巻

神軍と魔軍との戦いで、悪神の竹熊天の逆鉾が当たり、黒血を吐いて死んだ。その血が溢れて「死海」となった。死海の水が苦くて辛く、粘着性を帯びるのは、天の逆鉾の精気と血のりの精の結晶だからである。

竹熊の霊魂は死海の怨霊となった。竹熊の部下の悪霊もまた死海の邪鬼となった。その怨霊は世界に広まり、後世に至るまで種々の祟りをなすようになった。その方法は、淵、河、池、海などに人を誘い、死神となって人に取り憑いて溺死させる。死海を禊身の神業をもって清めなくては、世界から溺死する人はなくならない。

黄金水の十二個の玉のうち10個の玉と、2個の偽玉は、死海に沈んだ。歳月を経ておいおい雲気となって舞い上り、世界各地に落ちて邪気を散布し、生き物を苦しめるようになった。この玉が散布した地は国魂が最も悪い国土である。〔以上、第1巻第50章死海の出現#

第2巻で竹熊の霊は棒振彦(後に美山彦の名を騙る)という悪神として甦り、再び正神を悩ませる。その暴虐は竹熊の時よりも熾烈となる。[1] [2]

第2巻

偽の美山彦国照姫(その正体は、竹熊の再生である棒振彦と、木常姫の再生である高虎姫)は、死海に沈んだ黒玉(黄金水の十二個の玉の一つ)を爆発させ、山の周囲に邪気を発生させた。この邪気は無数の病魔となり、神国別命の神軍に憑依して大熱を発させた。この病魔は次第に世界に広がり、ついにペストの病菌となった。〔第2巻第5章黒死病の由来#

(2) 第64巻の死海

ブラバーサマリヤは自動車で死海方面へドライブに出掛けた。〔第64巻上第8章自動車#第10章追懐念#

現代の死海

霊界物語の死海は、現代の地理だと、ペルシャ湾に相応する。〔第35巻第1章言の架橋」/a168#第37巻第1章富士山」/a259#

ただし第64巻は大正時代のパレスチナを舞台にしたものであり、そこに登場する死海は、現代の死海と同じだと思われる。[3]

関連項目

外部リンク

脚注

  1. 第2巻第2章邪神の再来#:〈竹熊の再来なる棒振彦木常姫の再来なる高虎姫は八王大神常世彦を謀主とし、盤古大神塩長彦の神政に覆さむと欲し、艮の金神国治立命を地上より退去せしめむとする一念は、竹熊の時よりも一層激烈の度を増した。〉
  2. 第2巻第5章黒死病の由来#:〈死海の悪霊となりし竹熊木常姫は、再生して棒振彦、高虎姫と化り、ふたたび初志を貫徹せむため、神界に声望高き美山彦命国照姫の神名を偽り、種々の謀計をもつて正神界の諸神司を攪乱せむと必死の活動を続けてをる。〉
  3. しかし第64巻上第8章自動車#に〈竹熊の終焉所なる有名な死海〉と書かれている。