「鷹依姫」の版間の差分

ページの作成:「'''鷹依姫'''(たかよりひめ)は、霊界物語に登場する人物。高春山アルプス教の教主。後に三五教宣伝使に…」
 
 
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* [[アルプス教]]は[[バラモン教]]の一派であり<ref name="rm2101_1" />、鷹依姫は、[[蜈蚣姫]](バラモン教の副棟梁・[[鬼熊別]]の妻)の部下<ref>{{rm|21|1|高春山}}:「蜈蚣の姫の手下なる 鷹依姫が朝夕に」</ref>である。
* [[アルプス教]]は[[バラモン教]]の一派であり<ref name="rm2101_1" />、鷹依姫は、[[蜈蚣姫]](バラモン教の副棟梁・[[鬼熊別]]の妻)の部下<ref>{{rm|21|1|高春山}}:「蜈蚣の姫の手下なる 鷹依姫が朝夕に」</ref>である。
* 息子の[[竜若]]は極道者で、親を捨ててどこかに姿を隠してしまった。{{rm|21|18|解決}}で[[高春山]]の岩窟に現れた[[竜国別]]がその息子だったことが判明し、親子の再会を遂げる。
* 息子の[[竜若]]は極道者で、親を捨ててどこかに姿を隠してしまった。{{rm|21|18|解決}}で[[高春山]]の岩窟に現れた[[竜国別]]がその息子だったことが判明し、親子の再会を遂げる。
* 年齢は[[高姫]]より10歳ほど高齢のようなので<ref>{{rm|29|17|途上の邂逅}}:乙のセリフ「何でも'''高姫は'''鷹依姫より十歳計り'''年が若い'''と聞いてゐたから」</ref>、60代前半だと思われる。


== 関係の深い人物 ==
== 関係の深い人物 ==
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=== 第29巻 ===
=== 第29巻 ===
鷹依姫、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]]の4人は[[黄金の玉]]を探すため、南洋諸島へ経て、[[高砂島]]へ渡った。<ref>{{rm09|29|0002|総説}}:「黒姫が保管せし黄金の神宝紛失の為、高姫に放逐されて、鷹依姫、竜国別、テーリスタン、カーリンスの四人が種々苦辛して、南洋諸島に出没し、玉の所在を捜索し、遂に南米高砂島に渡り」</ref> <ref>{{rm|29|1|アリナの滝}}:「テーリスタンやカーリンスは亜弗利加の筑紫洲へ、玉の所在を探すべく決心して、聖地を出発したるが、途中にてつくづく考ふるに、広袤数千里の筑紫の島に、一人や二人出かけた所で、雲を掴むよりも便りなき話と俄に心機一転し、鷹依姫、竜国別の後に従ひ、一行四人、運を天に任して、南米(高砂島)へ玉の所在を探らむと、数百日の間、海上をさまよひ、大小無数の島々を、残る隈なく探索し、漸くにしてテルの港に安着し」</ref>
鷹依姫、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]]の4人は[[黄金の玉]]を探すため、南洋諸島へ経て、数百日かけて[[高砂島]]へ渡った。<ref>{{rm09|29|0002|総説}}:「黒姫が保管せし黄金の神宝紛失の為、高姫に放逐されて、鷹依姫、竜国別、テーリスタン、カーリンスの四人が種々苦辛して、南洋諸島に出没し、玉の所在を捜索し、遂に南米高砂島に渡り」</ref> <ref>{{rm|29|1|アリナの滝}}:「テーリスタンやカーリンスは亜弗利加の筑紫洲へ、玉の所在を探すべく決心して、聖地を出発したるが、途中にてつくづく考ふるに、広袤数千里の筑紫の島に、一人や二人出かけた所で、雲を掴むよりも便りなき話と俄に心機一転し、鷹依姫、竜国別の後に従ひ、一行四人、運を天に任して、南米(高砂島)へ玉の所在を探らむと、'''数百日'''の間、海上をさまよひ、大小無数の島々を、残る隈なく探索し、漸くにしてテルの港に安着し」</ref>


鷹依姫・[[竜国別]]一行4人は、[[テルの国]]の[[鏡の池]]の岩窟に拠点を構え宗教活動を開始する。鷹依姫は岩窟の奥に身を潜め鏡の池の神だと偽り、竜国別は岩窟の外で神勅を伺う[[審神者]]となった。そしてテーリスタンとカーリンスに高砂島中を巡回させ──鏡の池の岩窟に[[月照彦神]]が現れた、いかなる玉でも献上する者には神徳を与える──と宣伝させた。幾百個もの玉が一年足らずで集まったが、黄金の玉は見つからなかった。〔{{rm|29|1|アリナの滝}}〕
鷹依姫・[[竜国別]]一行4人は、[[テルの国]]の[[鏡の池]]の岩窟に拠点を構え宗教活動を開始する。鷹依姫は岩窟の奥に身を潜め鏡の池の神だと偽り、竜国別は岩窟の外で神勅を伺う[[審神者]]となった。そしてテーリスタンとカーリンスに高砂島中を巡回させ──鏡の池の岩窟に[[月照彦神]]が現れた、いかなる玉でも献上する者には神徳を与える──と宣伝させた。幾百個もの玉が一年足らずで集まったが、黄金の玉は見つからなかった。〔{{rm|29|1|アリナの滝}}〕