「比丘」の版間の差分

ページの作成:「'''比丘'''(びく)は、 (1) 霊界物語において、宣伝使と俗人との中間的な地位を指す用語。 (2) 霊界物語{{rm|55|22|}}の章題。──治道居士ら4人の修験者は、ビクの国刹帝利の依頼によって玉の宮の守護役となり、剃髪して三五教を四方に宣伝するようになった。頭髪を剃り落として教えの宣伝に各地を回るようになったのはこ…」
 
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* [[求道居士]](旧名・[[エミシ]])
* [[求道居士]](旧名・[[エミシ]])


{{inyou|鬼春別以下三人のバラモン組は治国別に許されて、宣伝使と俗人との中間的比丘となりスツパリと長髪を剃りおとされ、テームスの心遣ひに依つて、黒衣を仕立てて着せられ、金剛杖をつき乍ら、照国山[[ビクトル山]]の谷間に山伏の修業をなすべく、軍用に使つた法螺の貝をブウブウと吹立て乍ら、道々宣伝歌を歌ひ進み行く。鬼春別には治道居士、久米彦には道貫居士、スパールには素道居士、エミシには求道居士といふ戒名を与へた。| {{rm|55|15|公盗}} }}
{{inyou|鬼春別以下三人のバラモン組は治国別に許されて、宣伝使と俗人との中間的比丘となりスツパリと長髪を剃りおとされ、テームスの心遣ひに依つて、黒衣を仕立てて着せられ、金剛杖をつき乍ら、[[照国山]][[ビクトル山]]の谷間に山伏の修業をなすべく、軍用に使つた法螺の貝をブウブウと吹立て乍ら、道々宣伝歌を歌ひ進み行く。鬼春別には治道居士、久米彦には道貫居士、スパールには素道居士、エミシには求道居士といふ戒名を与へた。| {{rm|55|15|公盗}} }}


{{inyou|さて治道、道貫、素道、求道の四人の修験者は刹帝利の依頼に依つて玉の宮の守護役となり、頭を丸めて三五の教を四方に宣伝し、代る代る各地に巡錫して衆生済度に一生を捧たり。頭髪を剃り落し教を宣伝に廻つたのは、此四人が嚆矢である。而して[[ビクの国]]の玉の宮から始まつたのだから、後世頭を丸め衣を着て宣伝する聖者を比丘と名づくる事となつたのである。| {{rm|55|22|比丘}} }}
{{inyou|さて治道、道貫、素道、求道の四人の修験者は刹帝利の依頼に依つて玉の宮の守護役となり、頭を丸めて三五の教を四方に宣伝し、代る代る各地に巡錫して衆生済度に一生を捧たり。頭髪を剃り落し教を宣伝に廻つたのは、此四人が嚆矢である。而して[[ビクの国]]の玉の宮から始まつたのだから、後世頭を丸め衣を着て宣伝する聖者を比丘と名づくる事となつたのである。| {{rm|55|22|比丘}} }}