「竜宮城」の版間の差分
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'''竜宮城'''(りゅうぐうじょう)は、[[霊界物語]]に登場する城。[[聖地エルサレム]]にある。 | '''竜宮城'''(りゅうぐうじょう)は、[[霊界物語]]に登場する城。[[聖地エルサレム]]にある。 | ||
* {{rm|25|15|改心の実||a007}}の「諏訪の湖の竜宮城」は、[[玉依姫命]]の館のこと。→「[[諏訪の湖]]」「[[玉依姫命]] | * {{rm|25|15|改心の実||a007}}の「諏訪の湖の竜宮城」は、[[玉依姫命]]の館のこと。→「[[諏訪の湖]]」「[[玉依姫命]]」 | ||
* {{rm|79|5|湖畔の遊び||a115}}の「竜宮城」は、[[竜神族]]の都のこと。→「[[竜の都]] | * {{rm|79|5|湖畔の遊び||a115}}の「竜宮城」は、[[竜神族]]の都のこと。→「[[竜の都]]」 | ||
* 「[[陸の竜宮]]」とは、綾部の大本の[[竜門館]]([[竜宮館]])のこと<ref>霊界物語で竜宮城が「陸の竜宮」と呼ばれている箇所が1箇所だけある。{{rm|8|11|海の竜宮}}:「陸の竜宮に於て時めき渡りし桃上彦も」</ref>。→「[[陸の竜宮]]」「[[竜宮館]] | * 「[[陸の竜宮]]」とは、綾部の大本の[[竜門館]]([[竜宮館]])のこと<ref>霊界物語で竜宮城が「陸の竜宮」と呼ばれている箇所が1箇所だけある。{{rm|8|11|海の竜宮}}:「陸の竜宮に於て時めき渡りし桃上彦も」</ref>。→「[[陸の竜宮]]」「[[竜宮館]]」 | ||
* 「[[海の竜宮]]」とは、[[竜宮島]]の付近([[竜宮海 (竜宮島)|竜宮海]])の海底にある城のこと。→「[[海の竜宮]] | * 「[[海の竜宮]]」とは、[[竜宮島]]の付近([[竜宮海 (竜宮島)|竜宮海]])の海底にある城のこと。→「[[海の竜宮]]」 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
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* 初出:{{rm|1|23|黄金の大橋}} | * 初出:{{rm|1|23|黄金の大橋}} | ||
* [[聖地エルサレム]]の大神([[国祖]])の宮殿が建っている蓮華台の麓を湖水が取り囲んでおり、大小無数の島がある。黄金の橋が架けられており、その橋の向こうに黄金造りの大きな高殿がある。それが「竜宮城」である。<ref>{{rm|1|23|黄金の大橋}}</ref> | * [[聖地エルサレム]]の大神([[国祖]])の宮殿が建っている蓮華台の麓を湖水が取り囲んでおり、大小無数の島がある。黄金の橋が架けられており、その橋の向こうに黄金造りの大きな高殿がある。それが「竜宮城」である。<ref>{{rm|1|23|黄金の大橋}}</ref> | ||
* [[聖地エルサレム]]([[地の高天原]])と竜宮城は、黄金の橋を隔てているだけで、ほぼ同じ場所にあるが、「地の高天原および竜宮城」「竜宮城も地の高天原も」などのように両者は別々のものとして扱われている。聖地エルサレムの中に竜宮城があるようだが、そのような記述は2回しか出て来ない<ref>{{rm|1|32|三個の宝珠}}:「地の高天原の竜宮城」、{{rm|65|26|七福神}}:「聖地エルサレムの竜宮城」</ref>。→「[[聖地エルサレム#国祖の宮殿と竜宮城]] | * [[聖地エルサレム]]([[地の高天原]])と竜宮城は、黄金の橋を隔てているだけで、ほぼ同じ場所にあるが、「地の高天原および竜宮城」「竜宮城も地の高天原も」などのように両者は別々のものとして扱われている。聖地エルサレムの中に竜宮城があるようだが、そのような記述は2回しか出て来ない<ref>{{rm|1|32|三個の宝珠}}:「地の高天原の竜宮城」、{{rm|65|26|七福神}}:「聖地エルサレムの竜宮城」</ref>。→「[[聖地エルサレム#国祖の宮殿と竜宮城]]」も参照 | ||
* 聖地エルサレムの蓮華台上に昇り、[[珍の宮]](大神の宮殿)に到る身魂は、神界から大使命を帯びた神人である。また、竜宮に到る身魂は中位の神人である。珍の宮は天国のままを移写したものであり、清らかな身魂の神人が天地の神業に奉仕する聖地である。また竜宮は主に竜神が集まる所で、竜神が解脱して美しい男女の姿に生まれ変わる神界の修業所である。<ref>{{rm|1|23|黄金の大橋}}</ref> | * 聖地エルサレムの蓮華台上に昇り、[[珍の宮]](大神の宮殿)に到る身魂は、神界から大使命を帯びた神人である。また、竜宮に到る身魂は中位の神人である。珍の宮は天国のままを移写したものであり、清らかな身魂の神人が天地の神業に奉仕する聖地である。また竜宮は主に竜神が集まる所で、竜神が解脱して美しい男女の姿に生まれ変わる神界の修業所である。<ref>{{rm|1|23|黄金の大橋}}</ref> | ||
* 竜宮の第一の宝は「[[麻邇の珠]]」(別名・[[満干の珠]])で、風雨電雷を叱咤し、自由に駆使する神器である。そのため総ての竜神はこの竜宮を占領して珠を得ようとして非常な争闘を始めている。しかしこの珠は珍の宮に納まっている「真澄の珠」に比べたら天地雲泥の差がある。また竜神は美しい男女の姿で顕れることができるが、天の大神に仕える天人に比べれば、神格も品位も著しく劣っている。<ref>{{rm|1|23|黄金の大橋}}</ref> | * 竜宮の第一の宝は「[[麻邇の珠]]」(別名・[[満干の珠]])で、風雨電雷を叱咤し、自由に駆使する神器である。そのため総ての竜神はこの竜宮を占領して珠を得ようとして非常な争闘を始めている。しかしこの珠は珍の宮に納まっている「真澄の珠」に比べたら天地雲泥の差がある。また竜神は美しい男女の姿で顕れることができるが、天の大神に仕える天人に比べれば、神格も品位も著しく劣っている。<ref>{{rm|1|23|黄金の大橋}}</ref> | ||
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地上神界の主権者である国祖・[[国常立尊]]に対して、竜宮城の主神は世界政府の宰相格であると言える。だが[[国直姫命]]が上天<ref>{{rm|3|27|不意の昇天}}</ref>した後は、[[大八洲彦命]]らが「[[天使長]]」という肩書きで宰相格として活動しており、[[常世姫]]は竜宮城のトップではあっても宰相格ではない。 | 地上神界の主権者である国祖・[[国常立尊]]に対して、竜宮城の主神は世界政府の宰相格であると言える。だが[[国直姫命]]が上天<ref>{{rm|3|27|不意の昇天}}</ref>した後は、[[大八洲彦命]]らが「[[天使長]]」という肩書きで宰相格として活動しており、[[常世姫]]は竜宮城のトップではあっても宰相格ではない。 | ||
→「[[天使長# | →「[[天使長#竜宮城の主神との関係]]」も参照せよ | ||
== 主なエピソード == | == 主なエピソード == | ||
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『新月の光』に竜宮城は「テプロス島」に相応するという記述があるが<ref>新月の光0234「霊界物語の地名」</ref>、地中海東端の「キプロス島」の誤りだと思われる。しかし疑問符(「?」マーク)が付いており、根拠に欠けるのだと思われる。 | 『新月の光』に竜宮城は「テプロス島」に相応するという記述があるが<ref>新月の光0234「霊界物語の地名」</ref>、地中海東端の「キプロス島」の誤りだと思われる。しかし疑問符(「?」マーク)が付いており、根拠に欠けるのだと思われる。 | ||
* | * {{kb|キプロス史}}:「キプロス島には,前 6000年以前より始った高度の新石器文明が存在したことを発掘物は示している」〔ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典〕 | ||
* | * {{wp|キプロス}} | ||
== 竜宮城の一般的意味 == | == 竜宮城の一般的意味 == | ||
「深海の底にあって竜神の住むという宮殿。浦島太郎の説話で名高い。」〔広辞苑〕 | 「深海の底にあって竜神の住むという宮殿。浦島太郎の説話で名高い。」〔広辞苑〕 | ||
* | * {{kb|竜宮}} | ||
* | * {{wp|竜宮}} | ||
== 伝説との比較 == | == 伝説との比較 == | ||
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# 山幸(火遠理命)が海神の宮で結婚した[[豊玉姫命]]は、霊界物語ではあまり活動しないが、妹の[[玉依姫命]]は[[竜宮島]]の[[諏訪の湖]]で五個の[[麻邇の玉]]を[[錦の宮]]に奉納する。 | # 山幸(火遠理命)が海神の宮で結婚した[[豊玉姫命]]は、霊界物語ではあまり活動しないが、妹の[[玉依姫命]]は[[竜宮島]]の[[諏訪の湖]]で五個の[[麻邇の玉]]を[[錦の宮]]に奉納する。 | ||
* | * {{wp|山幸彦と海幸彦}} | ||
* | * {{wp|浦島太郎}} | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||