「天の数歌」の版間の差分
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* {{wp|十種神宝}} | * {{wp|十種神宝}} | ||
* {{wp|先代旧事本紀}} | |||
* {{wp|白河本旧事紀}} | |||
* {{wp|先代旧事本紀大成経}} | |||
'''【神宮文庫・十巻本】'''「先代旧事本紀」、黒板勝美 編『国史大系 第7巻 新訂増補』昭和11年(1936年)、国史大系刊行会 | '''【神宮文庫・十巻本】'''「先代旧事本紀」、黒板勝美 編『国史大系 第7巻 新訂増補』昭和11年(1936年)、国史大系刊行会 | ||
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* 93頁、{{ndldl|3431619/1/150}} | * 93頁、{{ndldl|3431619/1/150}} | ||
''' | 白河本や大成経は十巻本をもとに江戸時代に作成されたものなので史料価値は低いが参考までに記しておく。 | ||
'''【白河本・三十巻本】'''三重貞亮 撰 『旧事紀訓解 上巻』昭和19年(1944年)、明世堂書店 | |||
* 401頁:天照大神が饒速日命に十種の神宝を与えた時に、「一二三四五六七八九十《ひふみよいむなやこと》布瑠部《ふるへ》由良由良登《ゆらゆらと》布瑠部《ふるへ》」という誦文を教えた。{{ndldl|1920817/1/226}} | * 401頁:天照大神が饒速日命に十種の神宝を与えた時に、「一二三四五六七八九十《ひふみよいむなやこと》布瑠部《ふるへ》由良由良登《ゆらゆらと》布瑠部《ふるへ》」という誦文を教えた。{{ndldl|1920817/1/226}} | ||
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* 367頁:天照大神が岩戸に籠もった時、思兼命は神楽を歌った。八百万の神々も共に歌った。ウヅメは舞いながら歌った。(この歌が天の数歌だと解釈されるらしい){{ndldl|1920817/1/209}} | * 367頁:天照大神が岩戸に籠もった時、思兼命は神楽を歌った。八百万の神々も共に歌った。ウヅメは舞いながら歌った。(この歌が天の数歌だと解釈されるらしい){{ndldl|1920817/1/209}} | ||
''' | '''【鷦鷯《さざい》本・旧事本紀大成経】'''宮東斎臣 編『先代旧事本紀大成経 : 鷦鷯伝』昭和56年(1981年)、先代旧事本紀刊行会 | ||
* 130頁:ウヅメが神楽を舞い歌った。{{ndldl|12269121/1/77}} | * 130頁:ウヅメが神楽を舞い歌った。{{ndldl|12269121/1/77}} | ||
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** [https://www.isonokami.jp/saiten/e2.html 一年のお祭り](公式サイト) | ** [https://www.isonokami.jp/saiten/e2.html 一年のお祭り](公式サイト) | ||
** 住田平彦『宇都久志美──日本精神根本義研究 第6号 石上神宮に於ける平国鎮魂祭事と鎮魂神業の研究梗概』昭和10年(1935年)、日本精神根本義研究所、{{ndldl|1026607/1/35}}:〈布留の言の本〉 | ** 住田平彦『宇都久志美──日本精神根本義研究 第6号 石上神宮に於ける平国鎮魂祭事と鎮魂神業の研究梗概』昭和10年(1935年)、日本精神根本義研究所、{{ndldl|1026607/1/35}}:〈布留の言の本〉 | ||
* この鎮魂祭は他に、島根県の物部神社(岩見国一宮)や新潟県の弥彦神社(越後国一宮)にも伝えられている。<ref>物部神社の公式サイト内のページ「[https://www.mononobe-jinja.jp/event/november/359 鎮魂祭]」:〈この鎮魂祭を古くから伝承し斎行しています神社は奈良県石上神宮(物部の鎮魂法)・新潟県弥彦神社(中臣の鎮魂法)・島根県物部神社(物部・猿女の鎮魂法)の三社です。特に物部神社の鎮魂祭は宮中において斎行される鎮魂祭に最も近いものです。〉(2025/3/22閲覧)</ref> | |||
=== ひふみ祝詞 === | === ひふみ祝詞 === | ||
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{{rm|56|10|十字}}で[[三五教]]の[[求道居士]]が次のように語っている。〈一番尊い事と云ふのは天の数歌といつて「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百千万」と唱へるのだ。之は天地開闢の初から今日に至る迄、無限絶対力の神様が此天地を創造し、神徳を世界に充たし愛善の徳と信真の光明を吾々人間にお授け下さる神文だ。そして「[[惟神霊幸倍坐世]]」と後で唱へるのだ。之に越したる尊い言葉は[[三千世界]]にないのだ(略)〉 | {{rm|56|10|十字}}で[[三五教]]の[[求道居士]]が次のように語っている。〈一番尊い事と云ふのは天の数歌といつて「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百千万」と唱へるのだ。之は天地開闢の初から今日に至る迄、無限絶対力の神様が此天地を創造し、神徳を世界に充たし愛善の徳と信真の光明を吾々人間にお授け下さる神文だ。そして「[[惟神霊幸倍坐世]]」と後で唱へるのだ。之に越したる尊い言葉は[[三千世界]]にないのだ(略)〉 | ||
「反魂歌(はんこんか)」と呼ばれる場合もある。【例】〈天津祝詞を奏上し、一二三四五六七八九十の神示の'''反魂歌'''を奏上し、漸くにして高姫は正気に復り〉〔{{rm|29|9|俄狂言}}〕 | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |