「ヨルダン河 (神界)」の版間の差分
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'''ヨルダン河'''(よるだんがわ)は、[[霊界物語]]に登場する河で、[[神界]] | '''ヨルダン河'''(よるだんがわ)は、[[霊界物語]]に登場する河で、[[神界]]の大河。現代の'''ユーフラテス川'''に相応する<ref name="rm3501" />。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
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=== 大洪水以後 === | === 大洪水以後 === | ||
* [[大洪水]]([[第6巻]])によってヨルダン河は埋まってしまい、小さい細い川となり、汚い水が流れるようになった。<ref>{{rm|7|49|乗り直せ}}:「ヨルダン河というて大きな河があつたのが、その河も洪水の時に埋つて了ひ、今では小さい細い川となつて、汚い水が流れて居る」</ref> | * [[大洪水]]([[第6巻]])によってヨルダン河は埋まってしまい、小さい細い川となり、汚い水が流れるようになった。<ref>{{rm|7|49|乗り直せ}}:「ヨルダン河というて大きな河があつたのが、その河も洪水の時に埋つて了ひ、今では小さい細い川となつて、汚い水が流れて居る」</ref> | ||
* 大洪水以前のヨルダン河は、[[メソポタミヤ]]の西南を流れ、今日の地理学上からは'''ユウフラテス河(ユーフラテス川)'''に当たる<ref name="eden" />。新約聖書のヨルダン河(現在のヨルダン川)とは別である。ヨルダン河が注ぐ[[死海]]も現在の死海ではなく、今日の地理学上のペルシャ湾に当たる。<ref>{{rm|35|1|言の架橋}}</ref> | * 大洪水以前のヨルダン河は、[[メソポタミヤ]]の西南を流れ、今日の地理学上からは'''ユウフラテス河(ユーフラテス川)'''に当たる<ref name="eden">ただし「[[エデンの河]]」もユーフラテス川だと考えられる。</ref>。新約聖書のヨルダン河(現在のヨルダン川)とは別である。ヨルダン河が注ぐ[[死海]]も現在の死海ではなく、今日の地理学上のペルシャ湾に当たる。<ref name="rm3501">{{rm|35|1|言の架橋}}:「又ヨルダン河はメソポタミヤの西南を流れ、'''今日の地理学上からはユウフラテス河と云ふのがそれであつた'''。新約聖書に表はれたるヨルダン河とは別物である。さうしてヨルダン河の注ぐ死海も亦別物たることは云ふ迄もない」</ref> | ||
* 河水は[[シオン山]]から流れている。<ref>{{rm|65|24|危母玉}}:「足を早めて漸くエルサレムに程近き、[[サンカオの里]]に着いた。此処にはシオン山より流れ来る、ヨルダン河が轟々と水音を立てて流れてゐる」</ref> | * 河水は[[シオン山]]から流れている。<ref>{{rm|65|24|危母玉}}:「足を早めて漸くエルサレムに程近き、[[サンカオの里]]に着いた。此処にはシオン山より流れ来る、ヨルダン河が轟々と水音を立てて流れてゐる」</ref> | ||
* [[黄金の大橋]]があったところは、川を渡る舟の渡し場になっている。<ref>{{rm|65|25|道歌}}:「と謡ひ乍ら漸くにしてヨルダン川の渡し場に着いた。昔はここに黄金橋と云ふ黄金の橋のかかつてゐた処である」</ref> | * [[黄金の大橋]]があったところは、川を渡る舟の渡し場になっている。<ref>{{rm|65|25|道歌}}:「と謡ひ乍ら漸くにしてヨルダン川の渡し場に着いた。昔はここに黄金橋と云ふ黄金の橋のかかつてゐた処である」</ref> | ||
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両者が同一の河なのか、別個の河なのかは不明。 | 両者が同一の河なのか、別個の河なのかは不明。 | ||
== エデンの河とヨルダン河 == | |||
[[メソポタミヤ]]は、西に[[エデンの河]]が、東に[[イヅの河]]が流れ、国の南端で合流して[[フサの海]]に注いでいる<ref>{{rm|15|1|破羅門}}:「西にエデンの河長く流れ、東にイヅの河南流して、国の南端にて相合しフサの海に入る」</ref>。 | |||
この位置関係からすると、西のエデンの河は現在のユーフラテス川、東のイヅの河は現在のチグリス川に該当する。 | |||
エデンの河とヨルダン河が同一かどうかは不明。 | |||
次のように両者が同時に記されている箇所もある。{{rm|63|19|仕込杖}}:「深き恵に'''ヨルダンの 川'''の流れに御禊して 生れ赤子となり変り 初稚姫の御許しを 受けて尊き神司 栄えに充てる御顔を 伏し拝みつつツクヅクと '''エデンの川'''を舟に乗り フサの入江に漕ぎ出して」 | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||