「半ダース宣伝使」の版間の差分

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'''半ダース宣伝使'''(はんだーす せんでんし)とは、霊界物語第13巻以降に登場する、[[ウラル教]]から[[三五教]]に改宗した次の6人の宣伝使のことである。
{{kakikake}}
'''半ダース宣伝使'''(はんだーす せんでんし)とは、[[霊界物語]]第13巻以降に登場する、[[ウラル教]]の6人の[[宣伝使]]のことである。改心して[[三五教]]の宣伝使になった。


本項では6人全体に関することだけを記す。詳細は各人のページを見よ。


;[[岩彦]](いわひこ)
;[[岩彦]](いわひこ) →詳細は「[[岩彦 (半ダース宣伝使)]]」
:[[ヤッコス]]と名乗り[[清春山]]の岩窟に潜入。獅子に乗った文珠菩薩として変幻出没する。
:6人のリーダー格。[[ヤッコス]]と名乗り[[清春山]]の岩窟に潜入。
;[[梅彦]](うめひこ)
;[[梅彦]](うめひこ) →詳細は「[[照国別]]」
:後に[[照国別]]と改名。[[素尊]]の二女・[[幾代姫]]と結婚する。[[クルスの森]]で弟子たちに「[[仁愛の真相]]」を開示する。
:[[照国別]]と改名。[[八人乙女]]の二女・[[幾代姫]]と結婚する。[[クルスの森]]で弟子たちに「[[仁愛の真相]]」を開示する。
;[[音彦]](おとひこ)
;[[音彦]](おとひこ) →詳細は「[[玉国別]]
:後に[[玉国別]]と改名。[[素尊]]の三女・[[五十子姫]]と結婚する。[[フサの国]]の[[懐谷]]で猿に目をかきむしられて失明してしまう。
:[[玉国別]]と改名。八人乙女の三女・[[五十子姫]]と結婚する。[[フサの国]]の[[懐谷]]で猿に目をかきむしられて失明してしまう。
;[[亀彦]](かめひこ)
;[[亀彦]](かめひこ) →詳細は「[[治国別]]
:後に[[治国別]]と改名。[[素尊]]の六女・[[菊子姫]]と結婚する。[[言依別命]]の案内で天国を巡覧する。
:[[治国別]]と改名。八人乙女の六女・[[菊子姫]]と結婚する。[[天国巡覧]]する。
;[[駒彦]](こまひこ)
;[[駒彦]](こまひこ) →詳細は「[[駒彦 (半ダース宣伝使)]]」
:[[言依別命]]の命で[[ハルマン]]と名乗って[[イルナの国]]に潜入する。
:[[言依別命]]の命で[[ハルマン]]と名乗って[[イルナの国]]に潜入する。
;[[鷹彦]](たかひこ)
;[[鷹彦]](たかひこ) 詳細は→「[[鷹彦]]」
:半鳥半人のエンゼル。もともと[[三五教]]の宣伝使で、[[ウラル教]]に潜入し、他の5人を三五教に導いた。
:半鳥半人のエンゼル。もともと[[三五教]]の宣伝使で、[[ウラル教]]に潜入し、他の5人を三五教に導いた。


== 概要 ==
* {{rm|13|2|波斯の海}}で初登場する。
* この6人を指すのに「半ダース」とか「半打(はんダース)」と呼ばれているが、「半ダース宣伝使」と呼ばれているのは1回だけである。<ref>{{rm|43|14|忍び涙}}:[[五三公]]のセリフ「梅彦に岩彦、鷹彦、音彦、駒彦、そこへ俺の先生の亀彦様と六人連れだ。<b>半ダース宣伝使</b>と云つて随分名高いものだつたらしいぞ」</ref>
* 神命によりウラル教に潜入していた三五教の鷹彦が、5人を改心に導き、その5人が三五教の宣伝使として成長して、世界各地で三五教を弘めていくという構造になっている。
* 岩彦は「宣伝使長」と呼ばれる場合もある。<ref>{{rm|13|5|同志打}}:「然し岩彦の<b>宣伝使長</b>は、お化物の舌の上に乗せられて居つて」など。</ref>
* 6人が一緒に活動するのは{{rm|15|4|神の栄光}}までである。
* その後も鷹彦以外の5人は名前を変えて登場する。特に梅彦、音彦、亀彦([[照国別]]、[[玉国別]]、[[治国別]]に改名)の3人は第72巻までのストーリー展開に重要な役割を果たしている。


*鷹彦以外の5人は名を変えながら頻繁に登場し、13巻以降72巻までのストーリー展開に重要な役割を果たしている。
== 主なエピソード ==
*神命によりウラル教に潜入していた三五教の鷹彦が、5人を改心に導き、その5人が三五教の宣伝使として成長して、世界各地で三五教を弘めていくという構造になっている。
=== 第13巻 ===
*「半ダース宣伝使」という呼称は、霊界物語中で用いられている言葉である。
6人は[[アーメニヤ]]から[[竜宮島]]へ[[ウラル教]]の宣伝に出向いていたが、三年経っても何の成果も出せず、アーメニヤに帰国するため船に乗っていた。[[フサの海]]を航海中、突然颶風に遭遇する。だが三五教の宣伝使・[[日の出別命]]が宣伝歌を歌うと颶風はピタッと止んだ。6人はその神力に驚いて、三五教に帰順しようかと話し合うが、リーダー格の岩彦だけは、頑としてそれに反対する。フサの国の[[タルの港]]に着くと、日の出別命は[[フサの都]]へ向かって進んで行く。6人はその後をついて行く。〔{{rm|13|2|波斯の海}}~{{rms|13|4|夢の幕}}〕
:「梅彦に岩彦、鷹彦、音彦、駒彦、そこへ俺の先生の亀彦様と六人連れだ。<b>半ダース宣伝使</b>と云つて随分名高いものだつたらしいぞ」(第43巻第14章、五三公のセリフ)
*「半ダース」は漢字で「半打」と表記される場合もある。(第13巻第2章など)
*岩彦は「宣伝使長」と呼ばれる場合もある。
:「然し岩彦の<b>宣伝使長</b>は、お化物の舌の上に乗せられて居つて」(第13巻第5章、亀彦のセリフ)
:「それだから此方が、ウラル教の<b>宣伝使長</b>に選ばれたのだ」(第13巻第7章、岩彦のセリフ)


日の出別命は6人に、[[フル野ケ原]]の地下の大岩窟「[[醜の窟]]」を探検させることで身魂の修業をさせる。最後に岩彦も改心が出来て[[本守護神]]が現れる。〔{{rm|13|5|同志打}}~{{rms|13|21|本霊}}〕


[[Category:霊界物語の登場人物|はんだーすせんでんし]]
6人は[[田子の町]]の[[お竹]]の宿の騒動を鎮定し、[[弥次彦・与太彦]]を伴い[[コーカス山]]に進む。8人は林の中で野宿するが、何故か音彦以外の5人の宣伝使は姿を消してしまった。そこへ[[ウラル教]]の捕り手数十人が現れ、3人(音彦・弥次彦・与太彦)を捕まえようとする。3人は逃げて[[小鹿峠]]から谷間に飛び降りた。〔{{rm|13|23|和解}}~{{rms|13|24|大活躍}}〕
[[Category:6|はんだーすせんでんし]]
 
=== 第14巻 ===
話は全巻から続く。谷間に飛び降りた3人(音彦・[[弥次彦・与太彦]])の霊魂は[[中有界]]をさまよい、[[三途川]]の河守の婆と珍妙な問答を繰り広げる。[[日の出別命]]と半ダースの他の5人は、谷底で気絶していた3人を介抱する。3人は無事に現界に戻って来た。日の出別命は[[コーカス山]]に帰り、6人は馬に乗り[[フサの都]]へ進んだ。〔{{rm|14|1|三途川}}~{{rms|14|4|馬詈}}〕
 
[[小鹿峠]]の[[二十三坂]]の上で、[[勝彦]]が[[弥次彦・与太彦]]に幽斎を行っていると、悪霊が懸かって大変なことになる。そこへ日の出別命と半ダース宣伝使が馬に乗って空から現れ、助けてくれた。〔{{rm|14|13|山上幽斎}}〕
 
=== 第15巻 ===
半ダース宣伝使は[[太玉命]]と共に[[メソポタミヤ]]の[[顕恩郷]]に乗り込み、[[バラモン教]]の[[鬼雲彦]]の支配から顕恩郷を解放する。〔{{rm|15|3|十六花}}~{{rms|15|4|神の栄光}}〕
 
これ以降は、6人が一緒に登場することはない。単独行動となる。
 
== 脚注 ==
<references/>
 
{{デフォルトソート:はんたあすせんてんし}}
[[Category:霊界物語の人物 (組)]]
[[Category:6]]