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{{Otheruses|二代目の常世彦(幼名・高月彦)|初代の常世彦|常世彦 (一世)}} '''ウラル彦'''(うらるひこ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。[[常世彦 (一世)]]の息子。幼名「'''高月彦'''(たかつきひこ)」。父の名を襲名して「'''常世彦'''」(二世)となる。国祖を隠退に追い込んだ張本人。[[国祖隠退]]後に「[[ウラル彦]]」に改名した。[[ウラル教]]の教祖。 == 概要 == * 初出:{{rm|4|38|隙行く駒}}([[高月彦]])、{{rm|4|41|悪盛勝天}}(「常世彦」を襲名)、{{rm|5|17|勢力二分}}(「ウラル彦」に改名) * [[盤古大神]][[塩長彦]]の「孫」に当たる。<ref>{{rm|5|46|油断大敵}}:〈元来ウラル彦は盤古神王の肉身の子なる常世彦の子にして、云はば神王の孫に当るのである〉</ref> * {{rm|5|47|改言改過}}で盤古神王(塩長彦)を追放し自分が「盤古神王」と名乗った。そのためこの章以降はウラル彦が「盤古神王」と呼ばれている場合がある。 * 「常世彦二世」「二代目常世彦」等の呼び方は、親の常世彦と区別するための便宜的な呼び方であって、霊界物語でそのように呼ばれているわけではない。【用例】 ** 〈多年の宿願成就して、常世彦命は天の大神をいただき、盤古大神を奉じて地上霊界の神政を握った(略)'''常世彦命一世'''は国祖御隠退前に没していたさけ、この時は'''二世'''や。八王大神の称号を勝ちとって奢りきっていた〉〔みいづ舎版『[[大地の母]] 第10巻』「国祖御隠退」〕 ** 〈'''二世常世彦命'''(盤古大神系)は勝手に天使長の職名を廃し八王大神を自称して、ついに国祖に隠退をせまった〉〔『[[大本七十年史]] 上巻』「{{obc|B195401c4124|神の経綸}}」〕 == 家族 == * [[ウラル姫]](常世姫二世):妻。旧名・初花姫。本来は常世彦の妹。 * [[常治彦]](とこはるひこ):息子。 * [[玉春姫]](たまはるひめ):娘。 * [[高姫]]:常世彦・常世姫夫妻の娘だが、常治彦・玉春姫との関係は記されていない。 * [[常暗彦]](とこやみひこ):〈[[ウラル彦]]の落胤〉<ref>{{rm|41|7|忍術使}}:〈ウラル彦の落胤なる常暗彦を推戴し〉</ref>と記されているだけで母親は誰なのか不明。 == 主なエピソード == === 第4巻 === [[常世姫 (一世)|常世姫]]の身体は異常を来し、庭園の青梅を好んで食べるようになった。その梅を沢山食べていたところ、腹が日に日に膨らみ、12ヶ月後に男児が生まれた。その子は[[高月彦]]と命名された。その後再び常世姫は梅を食べるようになり、16ヶ月後に女児が生まれた。その子は[[初花姫]]と命名された。〔{{rm|4|38|隙行く駒}}〕 海底から[[八頭八尾の大蛇]]が現れて高月彦に変化した。瓜二つなので本物と偽者の判別が付かず、父の常世彦([[天使長]])は日夜煩悶し、ついに発病して帰幽してしまった。[[聖地エルサレム]]では会議を開き、[[天使長]]の後任に高月彦を選定した。しかし二人の高月彦が現れ真偽の区別が付かずに混乱する。真偽二人の高月彦は口論し、その結果偽者は大蛇の正体を現して空の彼方に消えて行った。〔{{rm|4|38|隙行く駒}}~{{rms|4|39|常世の暗}}〕 高月彦の偽者が逃げ去った後、高月彦は一同に挨拶をした。その直後、高月彦は急に発病した。それは〈真正の病気ではなく、命の安心とややその神徳にほこる心の隙に乗じて、西天に姿を隠したる八頭八尾の大蛇の邪霊が、間髪を容るるの暇なきまで速く、その肉体に憑依したる結果なりける〉。〔{{rms|4|39|常世の暗}}章末〕 第七代天使長に就任した高月彦は父の名'''「常世彦」を襲名'''した。また、妹の初花姫は母の名「常世姫」を襲名した。常世彦二世の政治は、最初は天地の律法を厳守していたが、八頭八尾の大蛇の邪霊が憑依してから神格が一変し、体主霊従の政治となった。部下として仕える各地の八王八頭もまた邪霊が憑依して悪化して行った。〔{{rm|4|41|悪盛勝天}}〕 常世彦は[[国祖]]を隠退に追い込んだ。〔{{rm|4|41|悪盛勝天}}~{{rms|4|45|あゝ大変}}〕 →詳細は「[[国祖隠退]]」 === 第5巻 === [[国祖隠退]]後の地上は常世彦の天下となった。常世彦は天津神の命を受け、[[盤古大神]][[塩長彦]]を奉戴して地上神界の総統神と仰ぎ、自らは八王大神として地上の神人を指揮することとなった。〔{{rm09|5|0003|総説 嵐の跡}}〕 天地の神を信ずる者はなく、聖地の宮殿(元は国祖の神殿だった)は常世彦の居館となり、小さな宮を[[橄欖山]]の山頂に建設し、ただ年に1回祭典を行うだけであった。常世彦は律法を無視し、神を冒瀆し、放縦不軌の神政を行い、悪逆は増長して行った。世界各地の[[八王八頭]]も邪霊に憑依され悪逆無道の神政を行った。[[聖地エルサレム]]を始め各地で奇怪な現象が勃発した。太陽が3つ現れるような天変地異が続発した。しかし世界の神人たちそれを盤古大神の神政を祝する奇瑞として受け止め、ますます和光同塵的神政を遂行した。これは国祖隠退によって〈大地の主脳神たる国祖[[国治立命]]の精霊〉が脱け出したために宇宙に大変調を来したのだった。〔{{rm|5|1|栄華の夢}}〕 常世彦・常世姫の間に[[常治彦]]と[[玉春姫]]の兄妹が生まれた。常治彦が成長するとその前頭部に牛のような角が2本生えた。〔{{rm|5|1|栄華の夢}}〕 八王大神常世彦は表向き盤古大神塩長彦を奉戴し、実質的には自分が神政の権限を握っていた。しかし塩長彦が奥殿にいることに気兼ねをして敬遠するようになり、ついに[[エデンの園]]に宮殿を造り、そこに転居してもらった。もはや常世彦にとって塩長彦は迷惑な存在であった。塩長彦は常世彦の心中を察して、何事も見ざる、言わざる、聞かざるの三猿主義を取っていた。〔{{rm|5|2|松竹梅}}〕 聖地エルサレムは怪奇現象が続出したため、常世彦は聖地エルサレムを捨てて、[[アーメニヤ]]に都を開いた。〈かくの如く到るところに異変怪事の続発するは、大地の主宰神たる国祖を退隠せしめ、地上の重鎮を失ひたるがために、たとへ日月は天上に輝くといへども、霊界はあたかも常暗の惨状を誘起し、邪神悪鬼の跋扈跳梁に便ならしめたためである。これより地上の神界は、日に月に妖怪五月蠅のごとく群がり起り、収拾すべからざる常暗の世を現出した。〉〔{{rm|5|10|奇々怪々}}〕<ref>{{rms|5|23|神の御綱}}:〈聖地ヱルサレムは常世彦、常世姫らの暴政の結果、天地の神明を怒らしめ、怪異続出して変災しきりにいたり、終にアーメニヤに、八王大神は部下の神々とともに逐電し、エデン城もまた焼尽し、竜宮城もまた祝融子に見舞はれ烏有に帰し〉</ref> [[竜山別]]や常世姫に邪神が懸かるが[[塩長彦]]の[[審神]]によって鎮まった。常世彦たちは塩長彦に感服し、その命に服することになった。塩長彦は[[ウラル山]]の中腹に宮殿を造営することを命じ、常世彦の指揮によって神人らは宮殿を造営した。〔{{rm|5|13|神憑の段}}~{{rms|5|15|石搗歌}}〕 常世彦の命によって[[常世城]]を預かっていた[[大鷹別]]は、野心を起こし、[[大自在天]][[大国彦]]を奉戴して新たに神政を樹立し天下の覇権を握ろうとたくらんだ。大国彦は常世城において神政を開始し、「大自在天」という称号を「[[常世神王]]」に改めた。常世彦は自分の名前と紛らわしいので、改名の必要に迫られ、'''「ウラル彦」に改名'''し、また「盤古大神」は「[[盤古神王]]」に改称した。〔{{rm|5|16|霊夢}}~{{rms|5|17|勢力二分}}〕 ウラル彦は、国祖の予言警告を宣伝する[[言触神]]たちを捕まえて[[ウラル山]]の牢獄に投獄してしまった。そして言触神の宣伝を聞いた神人たちの迷いを解くために歌を作り四方に宣伝させた。その歌は〈呑めよ騒げよ一寸先や暗よ 暗の後には月が出る 時鳥声は聞けども姿は見えぬ 見えぬ姿は魔か鬼か〉というものだった。〔{{rm|5|19|旭日出暗}}〕 (このウラル彦の宣伝歌が[[ウラル教]]の源流と言える) ウラル彦は盤古神王をウラル山上の宮殿から追放してしまった。盤古神王は[[日の出神]]によって聖地エルサレムに逃げ落ちた。そしてウラル彦は自ら盤古神王の地位に就き、'''「盤古神王」と自称'''した<ref>{{rm|5|47|改言改過}}:〈遂に盤古神王を排斥して自らその地位になほり、茲に盤古神王と自称するに致つた〉</ref>。(これ以降、ウラル彦が「盤古神王」と呼ばれている場合がある) 〔{{rm|5|46|油断大敵}}~{{rms|5|47|改言改過}}〕 偽盤古神王(ウラル彦)は[[常世神王]]と[[大鷹別]]が支配している[[常世城]]を取り戻すために常世国を攻撃した。戦争となり、世界の神人たちは両軍に分かれ各地で戦闘となった。太平洋の巨浪によってウラル彦の魔軍の大半は滅びてしまい、残りは命からがらウラル山に逃げ帰った。〔{{rm|5|47|改言改過}}〕 === 第6巻 === [[大洪水]]の際、悪逆無道のウラル彦、ウラル姫も、[[天の浮橋]]の[[銅橋]]に救い上げられ、[[アルタイ山]]に運ばれた。その山には大小無数の蟻が山頂に避難しうずたかく積もっていた。ウラル彦は蟻の山に下ろされ、全身を蟻に包まれ、身体を蟻に刺されて苦悶した。アルタイ山に運ばれた神人は極悪の神人ばかりであり、極善の神人は[[天教山]]と[[地教山]]へ運ばれた。〔{{rm|6|16|大洪水(二)}}〕 大洪水後、偽盤古神王(ウラル彦)は再び[[アーメニヤ]]に神都を開いた。そして「[[大中教]]」(ウラル教の前身)という宗教を興した。→詳細は「[[大中教]]」 〔{{rm|6|31|襤褸の錦}}〕 ウラル彦は[[青雲山]]に祭られている黄金の玉([[太白星の12の玉]]の一つ)をアーメニヤに遷そうとする。しかし[[三五教]]の宣伝使([[高彦]])によって黄金の玉は[[黄金山]](三五教の本山)へ遷された。(この黄金の玉はさらに[[オノコロ島]]の[[桶伏山]]に遷された)〔{{rm|6|38|黄金の宮}}~{{rms|6|41|桶伏山}}〕 === 第7巻以降 === ウラル彦は[[ウラル山]]を中心に割拠し、その麓の[[アーメニヤ]]に都を構えていた。その後[[コーカス山]]を〈第二の策源地〉としたため、ウラル山・アーメニヤ・コーカス山の3ヶ所が拠点となった。<ref>{{rm|10|15|言霊別}}:〈ウラル山を中心として割拠し〉、{{rm|10|32|土竜}}:〈ウラルの山の麓なる アーメニヤの野に都を構へ〉、{{rm|12|1|正神邪霊}}:〈第二の策源地としてコーカス山に根拠を定めたりしが〉、{{rm|12|27|航空船}}:〈ウラル山、アーメニヤの二箇所に根拠を構へ、第二の策源地としてコーカス山に都を開き〉</ref> [[第11巻]]でウラル彦・ウラル姫([[大気津姫]]と名乗る)らはコーカス山に豪華な宮殿を多数建てて、酒池肉林に耽り、贅沢の限りを尽くす。このような衣食住に贅沢を尽くす体主霊従人種を「[[大気津姫]]」と呼ぶ<ref>{{rm|11|23|保食神}}</ref>。三五教の宣伝使たちによってウラル彦たちはコーカス山からアーメニヤ・ウラル山へ向かって逃げ去った。コーカス山は三五教の管掌となり、[[素尊]]は[[地教山]]を出てコーカス山の「[[顕国の宮]]」に入った<ref>{{rm|11|24|顕国宮}}</ref>。→詳細は「[[コーカス山]]」「[[第11巻]]」 アーメニヤに近いコーカス山に[[素尊]]がいるためウラル彦・ウラル姫は手を出せず、[[美山彦]]・[[国照姫]]にアーメニヤを守らせ、自分たちは[[黄泉島]]へ渡って次の作戦をたくらんだ。'''美山彦は「ウラル彦」'''と名乗り、'''国照姫は「ウラル姫」'''と名乗った。しかし黄泉島は海底に沈んでしまった。〔{{rm|12|27|航空船}}〕 ウラル彦・ウラル姫は[[常世国]]に逃れた。[[大国彦]]の子・[[大国別]]は[[イホの都]]で〈第二のウラル教〉である[[バラモン教]]を開設した。〔{{rm|15|1|破羅門}}〕<ref>{{rm|15|1|破羅門}}:〈八頭八尾の大蛇、悪狐の邪霊は、コーカス山の都を奪はれ、随つてウラル山、アーメニヤ危険に瀕したれば、'''ウラル彦、ウラル姫は、遠く常世国に逃れ'''、茲に大自在天大国彦の末裔大国別、醜国姫の夫婦をして、埃及のイホの都に現はれ、第二のウラル教たる婆羅門教を開設し〉…疑問点①ウラル彦らは黄泉島から常世国に渡ったのか?アーメニヤから直接常世国へ渡ったというようにも読める。 疑問点②大国別とウラル彦の関係は?ウラル彦が大国別に憑依してバラモン教を開設させたということか?</ref> <ref>{{rm|44|2|月の影}}:[[松公]]のセリフ〈大宜津姫様がコーカス山から敗亡の体で逃げ帰つて来られてから間もない疲弊の瘡の癒え切らない所だから、忽ち神都は防禦力を失ひ'''常世の国へウラル彦、ウラル姫様一族は其姿を隠し玉ひ'''〉</ref> これ以降も「ウラル彦」や「(偽)盤古神王」の名前はたびたび出るが、本人が直接ドラマに登場することはない。「ウラル彦」の活動というよりは「[[ウラル教]]」の活動として描かれる。また、[[第15巻]]以降はウラル彦・ウラル姫の娘である[[高姫]]が物語の重要な人物として活動する。 == 脚注 == <references/> {{デフォルトソート:うらるひこ}} [[Category:霊界物語の人物]]
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