霊界物語第27巻の諸本相違点

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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霊界物語第27巻の諸本相違点について記す。

霊界物語諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版校定版愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。

  • 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
  • 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
  • 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
  • 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
  • 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
  • ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
  • 第1巻・第2巻・第27巻の御校正本は現存しない。
  • 『凡例』は普及版・校定版・八幡版には掲載されていない。

p12(第1章) 何と云つても何時も貴女の仰有る通り、
p13 何といつても何時も貴方のおつしやる通り、
p246下 校定版と同じ
p12 初版と同じ
「貴方」(黒姫が高山彦に対して言っているセリフなのか、それとも高姫に対して言っているセリフなのか、はっきりしないので「貴方」にしておく)
p255下 マアご無事でご両ともお帰り下さいまして、
p38 マア御無事で御両共御帰り下さいまして、
愛世版と同じ
p260下 つた奴だ。あんな男を (誤字)
p52 つた奴だ。あんな男を
愛世版と同じ
p64(第2章) 此広い庭前俺達三人が何程
p54 「を」「二人」
p261上 「に」「二人」
p53 初版と同じ
【重大】「を」「二人」 (「二人」というのは、安公と勝公のことだと思われる)
p263上 偏狭な心出しよつて
p58 偏狭な心出しよつて
愛世版と同じ
p264上 『今日からここを出されては実はります。 (誤字)
p61 『今日から此処を出されては実はります。
愛世版と同じ
p267上 水平社の運動でも……と仰有いましたよ』
p69 水平社の運動でも……と仰有いましたよ』
水平社の運動でも……と仰有いましたよ』(「はあるが対応する」がないため)
p270上 承はりますれば(略)高山彦と共にお帰り遊ばしたとのこと
p77 承はりますれば(略)高山彦と共にお帰り遊ばしたと承はり
八幡版と同じ(「承はり」が重複するので言い回し的におかしい)
p274上 できませぬぞ。老婆心ながら一寸
p89 出来ませぬぞ。婆心乍ら一寸
愛世版と同じ
p280上 高姫は眉をひそめ光線にすかし見てるに、
p103(第5章) 高姫は眉を顰(ひそ)め光線にすかし見て
愛世版と同じ
p158(第6章) 玉能姫、蜈蚣姫、黄竜姫、玉治別、友彦、テールス姫、久助、お民、佐田彦、波留彦
p132 初版と同じ
p289上 玉能姫、蜈蚣姫、黄竜姫、玉治別、友彦、テールス姫、久助、お民、波留彦 (佐田彦が欠落している)
p126 初版と同じ
【重大】初版と同じ
p168(第7章) 貴方を怨める魂魄凝つて鬼となり、
p141 「あなた」
p292上 校定版と同じ
p135 「貴女」 (黒姫の高山彦に対するセリフなので、「貴女」ではおかしい)
「貴方」
p182(第8章) 太陽は既に西天に没し、
p155 「西天」
p296下 「西山」 (誤字)
p149 「西天」
「西天」
p199(第9章) 神(だうろくじん)とかいつて(略)お前さまは道神か道楽神だらう。 (一般的には「道陸神」と書く。道祖神と同じ意味。)
p168-169 神とかいつて(略)お前さまは道神か道楽神だらう。
p301下 校定版と同じ
p162 初版と同じ
初版と同じ
p302上 『お前さまの最前仰せられた通り、盲の国依別、
p163 『お前さまの最前仰せられた通り、盲の国依別、
愛世版と同じ
p302下 外に出てゆく。内は二つの松明にて
p165 外に出て行く。内は二つの松明にて
愛世版と同じ
p318上 大竜別、大竜姫の一の眷属、竜若彦であるぞよ。(略)琉、球の宝玉を大竜別、大竜姫より(略)言依別命の幕下に仕ふる、国依別、竜神の柿を
p210 大竜別、大竜姫の一の眷属、竜若彦であるぞよ。(略)琉、球の宝玉を大竜別、大竜姫より(略)言依別命の幕下に仕ふる、国依別、竜神の柿を
愛世版と同じ(ほかにもあり)
p319上 大海に浮かびたる
p213 大海に浮びたる
愛世版と同じ
p276(第13章) 何れも自然の道となり(略)即ち悪の道となる
p229 「至善」(「悪の道」に対応させるため「至善の道」に直したのだと思われる。しかし「自然の道」で意味が通らないわけではない)
p322下 校定版と同じ
p223 初版と同じ
「自然」(2020/5/11までは「至善」)
p325下 全く神の御摂理として満足の体であつた。
p233 全く神の御摂理として満足の体であつた。
愛世版と同じ
p327下 こいつア人間力で決めることはできないワイ。
p238 此奴アどうやら人間力で決める事は出来ないワイ。
愛世版と同じ
p344上 数多の土人はその徳に悦し、 (誤字)
p282 数多の土人は其徳に悦し、
愛世版と同じ
p344下 『ヤア思うたよりは早く (誤字)
p285 『ヤア思うたよりは早く
愛世版と同じ
p347上 吹く風の音高く (誤字)
p292 吹く風の音高く
愛世版と同じ