硫黄谷

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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明治21年頃の医王谷(硫黄谷)付近の地図。

硫黄谷(いおうだに)は、霊界物語に登場する谷。現・亀岡市下矢田町医王谷の、京都縦貫自動車道が通っているところ。一般には「医王谷」と呼ばれる。

第37巻第10章矢田の滝#だけに出る。

──喜楽矢田の滝へ修業に通い始めてから7日目、自宅を出て硫黄谷の大池のそばで、周囲一里あると言われている山間の大池の中に、2~3丈(6~9m)ばかりある背の高い赤い丸顔の男がいるのを見る。この怪物は池の水に腰あたりまでつかり、バサリバサリと自分の方へ向かって歩いて来るように見え、一心不乱に惟神霊幸倍坐世と称えながら池端を東へ走って行った。

医王谷の近辺には大小いくつかの池や沼があるが、硫黄谷の大池とは現在の中山池のことか?(地図参照)

『大地の母』によると「医王谷は平安朝随一の医の王者丹波康頼が住んでいたといわれ、最上級の薬草を産した」。[1]

脚注

  1. 『大地の母 第2巻』「梟の宵企み」

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