「白狐」の版間の差分

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'''白狐'''(びゃっこ)とは、神界に仕えている善良な狐神のこと<ref name="rm0428">{{rm|4|28|武器制限}}</ref>。
'''白狐'''(びゃっこ)は、太古から現在まで神界に仕える善良な狐神のことをいう。霊界物語に登場する代表的な白狐には、[[大江山]]の[[鬼武彦]]の[[眷属]]である、[[高倉]]・[[旭]]・[[月日]]などがいる。
 
  
*白狐とは、神人(かみがみ)に世界一切の出来事を白し上げる狐の意味である。
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神人(かみがみ)に世界一切の出来事を'''白'''し上げる'''狐'''という意味で、毛色が白いとは限らなり。悪狐でも色が白いものもいる。<ref name="rm0428" />
*[[豊受姫神]]の御使いとして、[[五穀]]の種を口にくわえて世界に持ち運び、諸国の平野に蒔き広げた殊勲ある使者である。
 
*世の中が開けて、五穀の種も世界くまなく行きわたると、この職務がなくなったので、豊受姫神はこの狐に勝れた智慧の力を与えて「白狐」と命名された。
 
*毛色が白いからではなく(野狐、悪狐等の風来狐でも年取れば毛色が白くなる)、毛色が茶でも、黒でも神界に仕える狐のことを白狐という。以上{{rm|4|28|武器制限}}
 
*[[石凝姥神]]、[[天之目一箇神]]、[[天之児屋根神]]は、[[顕国の宮]]に捧げた[[五穀]]の種子を、白狐に命じて、世界中にくばらせた。これより以前にも五穀は各地に実ったが、[[顕国の宮]]に供えられた五穀の種子は勝れてよい物であったからだ。今の世にいたるまで、白狐を[[稲荷]]の神というのはこの理由に基づく。{{rm|11|23|保食神}}
 
  
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[[霊界物語]]で「白狐」と呼ばれるものは、[[大江山]]の[[鬼武彦]]の眷族と、[[悪狐]]の二つに大別できる。
  
[[Category:霊界物語の登場人物|びゃっこ]]
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鬼武彦の眷族の白狐は多数いるが、名前がついているものは[[高倉]]・[[旭]]・[[月日]]などがいる。
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悪狐には、[[金毛九尾]]や[[銀毛八尾]]がいる。<ref>【例】{{rm|1|16|}}:「白狐の金毛九尾」、{{rm|3|40|}}:「美山彦以下の身体よりは銀毛八尾の白狐、古狸等数限りもなく現はれ」</ref>
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世間では狐神を稲荷の大神と称えているが、本当はそうではなく、その大神の使いが狐神である。「稲荷」は「飯成(いいなり)」の意義で、人間の衣食の元を司る神名である。また、[[豊受姫神]]、登由気神、御饌津神、宇迦之御魂神、保食神、[[大気津姫神]]もみな同じ神である。狐神はこの大神の使いとして、、[[五穀]]の種を口にくわえて世界に持ち運び、諸国の平野に蒔き広げた殊勲ある使者である。しかし世の中が開けて、五穀の種も世界くまなく行きわたると、この職務がなくなった。それで大神はこの狐に勝れた智慧の力を与えて「白狐」と命名し、すべての神人に世界の出来事を精細に調査し報告する職務を与えた。<ref name="rm0428" />
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[[石凝姥神]]、[[天之目一箇神]]、[[天之児屋根神]]は、[[顕国の宮]]に捧げた[[五穀]]の種子を、[[高倉]]たち白狐に命じて世界中にくばらせた。これより以前にも五穀は各地に実ったが、[[顕国の宮]]に供えられた五穀の種子は勝れてよい物であったからだ。今の世にいたるまで、白狐を[[稲荷]]の神というのはこの理由に基づく。<ref>{{rm|11|23|保食神}}</ref>
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[[Category:霊界物語の人物]]

2019年3月9日 (土) 05:41時点における版

白狐(びゃっこ)とは、神界に仕えている善良な狐神のこと[1]

神人(かみがみ)に世界一切の出来事をし上げるという意味で、毛色が白いとは限らなり。悪狐でも色が白いものもいる。[1]

霊界物語で「白狐」と呼ばれるものは、大江山鬼武彦の眷族と、悪狐の二つに大別できる。

鬼武彦の眷族の白狐は多数いるが、名前がついているものは高倉月日などがいる。

悪狐には、金毛九尾銀毛八尾がいる。[2]

世間では狐神を稲荷の大神と称えているが、本当はそうではなく、その大神の使いが狐神である。「稲荷」は「飯成(いいなり)」の意義で、人間の衣食の元を司る神名である。また、豊受姫神、登由気神、御饌津神、宇迦之御魂神、保食神、大気津姫神もみな同じ神である。狐神はこの大神の使いとして、、五穀の種を口にくわえて世界に持ち運び、諸国の平野に蒔き広げた殊勲ある使者である。しかし世の中が開けて、五穀の種も世界くまなく行きわたると、この職務がなくなった。それで大神はこの狐に勝れた智慧の力を与えて「白狐」と命名し、すべての神人に世界の出来事を精細に調査し報告する職務を与えた。[1]

石凝姥神天之目一箇神天之児屋根神は、顕国の宮に捧げた五穀の種子を、高倉たち白狐に命じて世界中にくばらせた。これより以前にも五穀は各地に実ったが、顕国の宮に供えられた五穀の種子は勝れてよい物であったからだ。今の世にいたるまで、白狐を稲荷の神というのはこの理由に基づく。[3]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 第4巻第28章武器制限#
  2. 【例】第1巻第16章#:「白狐の金毛九尾」、第3巻第40章#:「美山彦以下の身体よりは銀毛八尾の白狐、古狸等数限りもなく現はれ」
  3. 第11巻第23章保食神#