「懸橋御殿」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
Jump to navigation Jump to search
(ページの作成:「'''懸橋御殿'''(かけはしごてん)は、 (1) 霊界物語に登場する神殿。高砂島テルの国にある。 (2) 霊界物語第29巻...」)
 
(文字列「本ページでは」を「本項では」に置換)
 
(同じ利用者による、間の4版が非表示)
5行目: 5行目:
 
(2) 霊界物語[[第29巻第2章]]の章題。
 
(2) 霊界物語[[第29巻第2章]]の章題。
  
本ページでは(1)について解説する。
+
本項では(1)について解説する。
 
----
 
----
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 +
* 表記ゆれ:'''架橋御殿'''<ref>3回だけ使用</ref>
 
* 初出:{{rm|29|2|懸橋御殿}}
 
* 初出:{{rm|29|2|懸橋御殿}}
 
* [[アリナの滝]]よりも上の方に[[鏡の池]]があり、それより少し方に懸橋御殿がある。<ref>{{rm|29|8|高姫慴伏}}:「少しく上の方には例の懸橋の御殿が新造され」</ref>
 
* [[アリナの滝]]よりも上の方に[[鏡の池]]があり、それより少し方に懸橋御殿がある。<ref>{{rm|29|8|高姫慴伏}}:「少しく上の方には例の懸橋の御殿が新造され」</ref>
18行目: 19行目:
  
 
毎夜丑満の時に懸橋御殿から怪しい物音が聞こえてくるので、国玉依別命夫婦は神前に端坐して待ち構えていると、[[狭依彦]]の神霊が現れ、玉筥の中の黄金の玉は鷹依姫が瑪瑙の玉とすり替えたと教える。しかし国玉依別命は「月照彦神が懸かっている以上はたとえ団子石でもそちらの方が重宝だ、黄金の玉に執着はない」と答える。狭依彦の神霊は、汝の真心に感じ、汝の神業を助けると言って消え去った。夫婦は鏡の池の傍らに宮を造り狭依彦の霊を祀った([[狭依彦神社]])。懸橋御殿の神徳は輝き、夫婦の盛名は高砂島全部に喧伝された。〔ここまで{{rm|29|2|懸橋御殿}}〕
 
毎夜丑満の時に懸橋御殿から怪しい物音が聞こえてくるので、国玉依別命夫婦は神前に端坐して待ち構えていると、[[狭依彦]]の神霊が現れ、玉筥の中の黄金の玉は鷹依姫が瑪瑙の玉とすり替えたと教える。しかし国玉依別命は「月照彦神が懸かっている以上はたとえ団子石でもそちらの方が重宝だ、黄金の玉に執着はない」と答える。狭依彦の神霊は、汝の真心に感じ、汝の神業を助けると言って消え去った。夫婦は鏡の池の傍らに宮を造り狭依彦の霊を祀った([[狭依彦神社]])。懸橋御殿の神徳は輝き、夫婦の盛名は高砂島全部に喧伝された。〔ここまで{{rm|29|2|懸橋御殿}}〕
 +
 +
この黄金の玉は、[[櫟ケ原]]で[[竜国別]]から取り上げられた後、懸橋御殿に御神体として祀られたらしい。{{rm|69|15|四天王}}:「竜国別が中途で神様に取上げられた黄金の玉が御神体となつて、此お社に祀つてあるといふ事だから」
  
 
→他のエピソードは「[[鏡の池]]」を見よ
 
→他のエピソードは「[[鏡の池]]」を見よ
29行目: 32行目:
 
* [[鏡の池]]
 
* [[鏡の池]]
  
[[Category:霊界物語の神殿|かけはしこてん]]
+
[[Category:霊界物語の殿閣|かけはしこてん]]

2020年4月3日 (金) 18:51時点における最新版

懸橋御殿(かけはしごてん)は、

(1) 霊界物語に登場する神殿。高砂島テルの国にある。

(2) 霊界物語第29巻第2章の章題。

本項では(1)について解説する。


概要

主なエピソード

国玉依別命夫婦は鷹依姫が残した書き置きを信じて、黄金の玉(実は鷹依姫によって瑪瑙の玉とすり替えられている)を納めた御輿を鏡の池の岩窟の入口に安置し、月照彦神の神司となり、参詣者のために祈願を凝らしていた。参詣者は日に月に増え、ついに鏡の池の辺りは身動き出来ないほどの混雑するようになったので、谷から谷へ橋を渡し、広大な八尋殿を造り、そこに玉筥(たまばこ)を奉斎し、夫婦は神主となって三五の教えを日夜宣伝することとなった。この八尋殿は谷の上を塞いで橋のように造られたため「懸橋御殿」と呼ばれた。

毎夜丑満の時に懸橋御殿から怪しい物音が聞こえてくるので、国玉依別命夫婦は神前に端坐して待ち構えていると、狭依彦の神霊が現れ、玉筥の中の黄金の玉は鷹依姫が瑪瑙の玉とすり替えたと教える。しかし国玉依別命は「月照彦神が懸かっている以上はたとえ団子石でもそちらの方が重宝だ、黄金の玉に執着はない」と答える。狭依彦の神霊は、汝の真心に感じ、汝の神業を助けると言って消え去った。夫婦は鏡の池の傍らに宮を造り狭依彦の霊を祀った(狭依彦神社)。懸橋御殿の神徳は輝き、夫婦の盛名は高砂島全部に喧伝された。〔ここまで第29巻第2章懸橋御殿#

この黄金の玉は、櫟ケ原竜国別から取り上げられた後、懸橋御殿に御神体として祀られたらしい。第69巻第15章四天王#:「竜国別が中途で神様に取上げられた黄金の玉が御神体となつて、此お社に祀つてあるといふ事だから」

→他のエピソードは「鏡の池」を見よ

脚注

  1. 3回だけ使用
  2. 第29巻第8章高姫慴伏#:「少しく上の方には例の懸橋の御殿が新造され」

関連項目