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大洪水

1,296 バイト追加, 2020年12月19日 (土) 17:35
大洪水の前兆
'''大洪水'''(だいこうずい)とは、
(1) [[霊界物語]][[第6巻]]で描かれているエピソード。[[国祖隠退]]後の地上に起きた天変地異。567日間、大洪水と大地震が起き続き、地軸が傾く大異変となった。後の地上に起きた天変地異。567日間、大洪水と大地震が起き続き、大地が傾く大異変となった。[[国祖]]の贖いによってこの天変地異は収まった。
(2) [[霊界物語]][[第6巻]]第15章と第16章の章題。第15章は「大洪水(一)」、第16章は「大洪水(二)」。
* 初めて大洪水に言及されるのは{{rm|5|8|顕恩郷}}である<ref>普通名詞としての「大洪水」という言葉ならそれ以前にも使われている。初出は{{rm|3|24|蛸間山の黒雲}}:「所々に大火あり大洪水あり疫病蔓延して神人まさに滅亡せむとし」</ref>。「これより[[顕恩郷]]は天地の大変動勃発して大洪水となるまで、実に安全地帯であつた」。
* 大洪水から神人を救ったものは「[[天の浮橋]]」「[[方舟]]」「[[大きな亀]]([[琴平別神]]の化身)」の三つある。<ref>{{rm|6|19|祓戸四柱}}:「その時もつとも役立ちしは神示の方舟のみにして、金銀銅の三橋より垂下する救ひの綱と、琴平別が亀と化して、泥海を泳ぎ、正しき神人を高山に運びて救助したるのみなりける」</ref>
* 現在の人類が誕生したのは大洪水後のことである<ref>{{rm|6|30|罔象神}}:「茲に人間なるもの地上に星のごとく生れ出で」</ref>。現在の人類は「二度目の人間」とも呼ばれる<ref>{{rm|5|22|神示の方舟}}:「天地は震動して、ここに地上の世界は大洪水となりし時、この郷の神人らは一柱も残らず、この舟に搭乗してヒマラヤ山に難を避け、'''二度目の人間'''の祖となつた」</ref>。それ以前の人類は「[[神人]]」と呼ばれている。
== 主なエピソード ==
=== 大洪水の前 大洪水の前兆 ===
[[国祖隠退]]後は、[[盤古大神塩長彦]]が[[国祖]]に代わって主宰神の地位に就き、[[八王大神常世彦]]が神政を握った。常世彦は律法無視の放縦不軌の神政を行い、また神祭を軽視して神霊を宮殿から分離し([[同殿同床]]の廃止)祭祀を怠った。<ref name="rm0501">{{rm|5|1|栄華の夢}}</ref>
この天変地異現象の一つとして、「[[天の浮橋]]」の出現がある。[[竜宮城]]の「[[三重の金殿]]」が天に向かって延びて行き、その先端が左右に分かれて、天に巨大な黄金の架け橋が出現したのである。これは大洪水の際に神々を救う装置となる。〔{{rm|5|10|奇々怪々}}〕 →詳細は「[[天の浮橋]]」を見よ
[[木花姫命]]の招きで[[天教山]]に神人が集められ、[[野立彦命]](国祖の別名)の神勅を奉じ、大峠の到来を予言・警告する「(国祖の変名)の神勅を奉じ、大峠の到来を予言・警告する「[[言触神]](ことぶれのかみ)」として世界各地に派遣された(これは(ことぶれのかみ)」として888柱<ref>{{rm|6|15|大洪水(一)}}:「八百八十八柱の、宣伝使の艱難も」</ref>が任命され、世界各地に派遣された(これは[[宣伝使]]の始まりである)〔{{rm|5|18|宣伝使}}〕。言触神たちは、改心して正しい道に立ち返れということを宣伝し、また方舟を造ることを教えた。〕。言触神たちは、改心して正しい道に立ち返ることを宣伝し、また方舟を造ることを教えた。{{rm|5|18|宣伝使}}から{{rm|6|14|黒竜赤竜}}まで、言触神たちの活躍が描かれている。 →詳細は「[[言触神]]」「[[方舟]]」を見よ
[[言触神]]たちは、正しい神人の頭に「神」の字の記号を付けた。「神」の記号を付けられた神人は、[[天の浮橋]]から垂れ下がる「[[救いの鈎]]」によって、橋の上に引き揚げられた。橋は回転し、それらの神人を高山に下ろして行った。〔{{rm|5|23|神の御綱}}、他〕 →詳細は「[[天の浮橋]]」を見よ
この二神の犠牲的仁慈の徳によって、地上の蒼生は草の片葉に至るまで残らず救われた<ref>{{rm|6|18|天の瓊矛}}:「太陽は復び晃々として天に輝き、月は純白の光を地上に投げ、一切の草木は残らず蘇生し、而て地上総ての蒼生は、殆ど全滅せしと思ひきや、野立彦、野立姫二神の犠牲的仁慈の徳によりて、草の片葉に至るまで、残らず救はれ居たりける」</ref>。
これらの天変地異によって、天柱が砕け、地軸が裂け、宇宙大地の位置はやや西南(南西)に傾斜し<ref>{{rm|6|18|天の瓊矛}}:「宇宙大地の位置は、激動の為やや'''西南'''に傾斜し」、{{rm|6|19|祓戸四柱}}:「天地の大変動により、大地は'''南西'''に傾斜し」</ref> <ref>傾いた地軸は、50世紀の時点では元に戻っている。{{rm|15|21|帰顕}}:[[松彦]]のセリフ「彼の島は三十八万年の昔、[[顕恩郷]]と称へて南天王の守り給ひし楽園でありました。大地の傾斜旧に復してより、今は御覧の如く低地は残らず湖水となり、唯高山の頂きのみ頭を現はし、今は国治立大神の御安息場所となりました」(このシーンは50世紀である。{{rm|15|20|五十世紀}}:松彦のセリフ「現界で云へば、キリストが現はれてから五十世紀の今日だ」)</ref>、そのため天の星の位置も変更した。地球の北端にある日本国土の真上に北極星があったが、この変動によってやや東北に偏位した。太陽の位置も、やや北方に傾き、それ以後、気候に寒暑の相異が生じるようになった<ref name="shinjinoucyuu" />。〔{{rm|6|18|天の瓊矛}}〕
=== 大洪水の後 地上の再生 ===
[[大国治立命]]は、泥海と化した地上を修理固成するため、伊邪那岐尊・伊邪那美尊に命じ、[[天の浮橋]]に立たせ、[[天の瓊矛]]によって水量を減じさせた。数年を経て洪水は減じ、地上は再び元の陸地となった。〔{{rm|6|18|天の瓊矛}}〕

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