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コーカス山

597 バイト追加, 2022年5月7日 (土) 07:36
概要
'''コーカス山'''(こーかすざん)は、[[霊界物語]]に登場する山。[[ウラル教]]の三つの拠点の一つ(他は[[ウラル山]]と[[アーメニヤ]])だったが、その後[[三五教]]の管掌となる。主に[[第11巻]]の[[大気津姫退治]]の物語の舞台として登場する。
漢字で「高加索山(コーカスざん)」
<ref>{{rm09|39|0002|総説}}の1ヶ所だけ:「神代の物語を続行するに就て、高加索山を中心として先づ五天竺の活動より」。</ref>
、「高架索山(コーカサスざん)」
<ref>{{rm|14|6}}の1ヶ所だけ:「勝鬨挙げて高架索山の 神の御前に復り言」</ref> <ref>「コーカサス」の世間一般的な漢字表記は「高加索」。</ref>
と表記される場合もある。
 
== 概要 ==
* 表記ゆれ:高加索山(コーカスざん)<ref>{{rm09|39|0002|総説}}の1ヶ所だけ:「神代の物語を続行するに就て、高加索山を中心として先づ五天竺の活動より」。</ref>、高架索山(コーカサスざん)<ref>{{rm|14|6}}の1ヶ所だけ:「勝鬨挙げて高架索山の 神の御前に復り言」</ref> <ref>「コーカサス」の世間一般的な漢字表記は「高加索」。</ref>、コウカス山<ref>{{rm|65|26|七福神}}:「さうしてコウカス山よりは、言依別命が数多の神司を引き連れ、二三日前に早くも聖地に到着されて居た」</ref>
* 初出:{{rm|10|32|土竜}}
* コーカス山の近くに「[[アーメニヤ]]」がある。また、山麓に「[[琵琶の湖]]」がある。<ref>{{rm|12|27|航空船}}:「アーメニヤに近きコーカス山に」「私はコーカス山の山麓の琵琶の湖の畔に住むもの」</ref>* [[フサの国]]から[[琵琶の湖]]の底を通ってコーカス山に貫通している岩窟がある。<ref>{{rm|13|9|火の鼠}}:鷹彦のセリフ「此岩窟は琵琶の湖の底を通つてコーカス山に貫通して居るのだから」</ref>* コーカス山は[[ウラル彦]]の「第二の策源地」。の「第二の策源地」(最初は[[ウラル山]]と[[アーメニヤ]]に根拠地を構えていて、その後にコーカス山に都を開いたという意味で「第二」)。<ref>{{rm|12|1|正神邪霊||a065|a093}}:「ウラル彦は(略)自ら盤古神王と詐りウラル山に立籠り(略)ウラル姫は大気津姫と現はれて、アーメニアの野に神都を開き、東西相応じて体主霊従の神策を行はむと、数多の魔神を使役して筑紫の島を蹂躙し、瀬戸の海、呉の海を根拠と定め(略)エルサレムの旧都に在る橄欖山(一名黄金山)下に埴安彦神、埴安姫神現はれ給ひて(略)流石の曲神も進退維れ谷まり、'''第二の策源地'''として'''コーカス山'''に根拠を定めたりしが、又もや三五教の宣伝使の為に追ひ払はれ(略)アーメニアの都を捨て(略)筑紫の島を初め高砂島、常世の島、豊秋津島、竜宮島等に死物狂ひとなつて、悪逆無道の限りを尽すこそ歎てけれ」、{{rm|12|27|航空船}}:「ウラル彦命、ウラル姫命は自ら盤古神王と称し、ウラル山、アーメニヤの二箇所に根拠を構へ、'''第二の策源地'''として'''コーカス山'''に都を開き、権勢双ぶ者なき勢なりしが、三五教の宣伝使の為に、コーカス山の都を追はれ、再びウラル山、アーメニヤに向つて遁走し、数多の魔神を集めて捲土重来の神策を講じ居たりき。然るにアーメニヤに近きコーカス山に、神素盞嗚命武勇を輝かし、天下に君臨し給へば、流石の魔神も手を下すに由なく、美山彦、国照姫をしてアーメニヤを死守せしめ、自ら黄泉島に渡りて第二の作戦計画を廻らしつつありける」</ref> 
== 主なエピソード ===== 第11巻(大気津姫退治) ===
* [[黄泉比良坂の戦い]]の後、[[ウラル彦]]・[[ウラル姫]]を始め曲津たちは[[ウラル山]]・コーカス山・[[アーメニヤ]]の三ヶ所に本城を構え、特にコーカス山には豪華な宮殿を多数建てて、酒池肉林に耽り、贅沢の限りを尽くす、我利我利亡者のすみかとなってしまった。このような衣食住に贅沢を尽くす体主霊従人種を「[[大気津姫命]]」と呼ぶ。<ref>{{rm|11|23|保食神}}</ref>
* コーカス山は三五教の管掌となり、[[神須佐之男命]]は[[地教山]]を後にして[[顕国の宮]]に入った。<ref>{{rm|11|24|顕国宮}}</ref>
=== 第13・14巻(コーカス山詣り) ===
[[第13巻]]と[[第14巻]]は、登場人物がコーカス山に向かって進んで行く。
* [[弥次彦]]・[[与太彦]]・[[勝彦]]・[[六公]]の4人は、[[第14巻]]の最後でコーカス山に参拝している。<ref>{{rm|14|16|返り咲}}:「茲に四人は急坂を 辿り辿りてフサの国 都を無事に打ち過ぎて 名さへ目出度きコーカスの 神のお宮に参拝し」</ref>
=== 第15巻以降 ===
第15巻以降もコーカス山の名前は出て来るが、舞台にはならない。
== 現実のコーカス山 ==
霊界物語のコーカス山は、現実の山だと、コーカサス山脈に相応する。カスピ海(霊界物語の霊界物語のコーカス山は、現実の山だと、コーカサス山脈のこと。カスピ海(霊界物語の[[琵琶の湖]])から黒海(霊界物語の[[唐の湖]])まで、東西に連なる山脈で、ロシア語ではカフカース山脈と呼ばれる。最高峰はエルブルス山(標高5,642m)。
俗にヨーロッパ人・白人を指す「コーカソイド」という呼び方は、ノアの方舟がコーカサス地方のアララト山(霊界物語では[[ウラル山]])に漂着し、そこから現在の人類が始まったという聖書の神話に由来する。

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