キヨの関所

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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キヨの関所(きよのせきしょ)は、霊界物語に登場する関所。イヅミの国キヨの港にある。

概要

主なエピソード

第59巻第2章~第17章で舞台となる。

チルテルの妻チルナ姫は、チルテルが連れて来て奥の別室(はなれ)に寝泊まりしている女(初稚姫)が夫と浮気しないように、カンナヘールに、あの女を口説き落としてくれと頼む。〔第59巻第2章歌垣#第3章蜜議#

その頃チルテルは、スマの里の里庄バーチルの館で酒を飲んでいたが、部下のテクに、初稚姫をここに連れて来るよう命じた。テクがチルテル館の別室へ行くと、初稚姫とカンナ、ヘールがおり、カンナ、ヘールに席を外してもらい、チルテルのいるバーチル館に来てくれと命を伝える。それを外から聞いていたチルナ姫は、夫が初稚姫に恋慕していると知って狂乱状態となる。初稚姫は、自分は神に仕えており、ハルナの都に行く途中だが、チルテルの好意でここにいるだけだと歌で答える。〔第4章陰使#第5章有升#

一方、チルテルは、バーチル館からデビス姫を誘拐して、自分の館の倉の中へ入れた。館に戻るとチルナ姫と、初稚姫のことでケンカとなる。〔第6章雲隠#~{[rms|59|7|焚付}}〕

デビス姫が誘拐されたことに気づいた三千彦伊太彦は、チルテル館へ行き、倉からデビス姫を救出し、代わりにカンナを縛って倉に放り込む。チルテルは、チルナ姫が発狂したので縛って倉へ放り込めとヘールに命じる。〔第8章#

初稚姫を手にするため、チルテルヘールテクの三人が庭で相撲を取り、ヘールとチルテルは地下室に続く深い落とし穴に落ちてしまう。そこへワックスヘルマンエキスエルの四人が現れた。初稚姫は勝ったテクと握手をしようと言う。テクがその手を握ると、初稚姫はたちまち大きな白狐となった(その正体は三五教を守護する)。テクは逃げ出す。ワックスたち四人も逃げるが落とし穴に落ちてしまう。〔第10章#第12章#

それより先、三千彦伊太彦デビス姫の三人は落とし穴に落ちてしまい、広い岩窟の中で寝ていた。するとそこへヘール、チルテルが落ちて来る。そして次にワックスたち四人も落ちて来る。続けて17~8人の兵士たちが落ちて来る。兵士たちも一人も残らず落ちてしまったので、もう誰も助けに来る者はない。すると、救助に来た玉国別真純彦アンチーテクの四人もこの岩窟ホテルに落ちて来た。そこへ初稚姫スマートが、石段を下って現れ、一同を救助する。地上に出て、さらに倉の中のカンナチルナ姫も助け出す。ハルナの都に急ぐため初稚姫はスマートを連れて姿を消した。〔第14章#第17章#

脚注