お菊 (お寅の娘)

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
お菊から転送)
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この項目では、お寅の娘であるお菊について説明しています。その他のお菊については「お菊 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

お菊(おきく)は、霊界物語に登場する人物。小北山お寅の娘。第44巻以降に登場する。

概要

  • 初出:第44巻第18章一本橋#
  • 主に、小北山が舞台となる第45~46巻、第51~52巻に登場する。
  • 年齢は15~17歳。[1] [2] [3]
  • 小北山の教祖・蠑螈別が、お菊は「地上姫」の生宮だと言っているが、お菊は全く信じていない[4]。そもそもお菊は小北山の宗教を信じていない[5]

家族

  • お寅:母親。
  • お里:姉。万公が手込めにして妊娠させた。産後の肥立ちが悪く、お里も赤子も死んでしまった[6] [7]。万公はその後、お菊も手込めにしようとしたが、拒否されて家を出て行った[8]

主なエピソード

お寅とお菊は、河鹿川の下流の一本橋で、松彦一行6人(他に万公五三公アクタクテク)と出会い、彼らを小北山へ案内する。万公は昔、お寅の家に住んでいた時、お菊を手込めにしようとした過去がある男だった。小北山ではお菊は「地上姫」の生宮だとされており、その夫である「耕し大神」の生宮が万公だということになり[9]、万公はお菊とよりを戻そうとするが、お菊は嫌がる。〔第44巻第18章一本橋#~〕

お菊は松姫お千代(松姫の娘)らと共に、小北山の物語において重要な役割を果たしている。詳細は各巻を見よ →「第45巻」「第46巻」「第51巻」「第52巻

脚注

  1. 第44巻第18章一本橋#:「橋を渡つて帰つて来る二人の女があつた。一人は中年増、一人は十五六才の少女である」
  2. 第46巻第5章菊の薫#:お菊の歌「お菊は今や十六の 冬を迎へた花盛り」
  3. 第55巻第7章朝餉#万公の歌「小北の山で十七の 娘お菊に弾かれて 男を下げた万公も」
  4. 第45巻第4章霊の淫念#:お寅のセリフ「これはこれは万公、イヤイヤ耕し大神の生宮様、誠にすまぬことを致しました。コレコレお菊、教祖様がいつも言うて厶つただらう、お前の霊は地上姫だ、地上姫の夫は耕し大神の生宮と仰有つたぢやないか」「コレお菊、耕し大神の肉の宮はあの万公さまだよ」
  5. 第45巻第17章万公月#:お菊のセリフ「みんな此処の神さまは嘘だよ。お母さまは迷信家だから、あんな事云つて喜んで居るのよ、本当に嫌になつて了ふわ」「こんな箱入娘に痴情姫(注・地上姫のシャレ)なんて仇名をつけられちや大変な迷惑だ」
  6. 第44巻第18章一本橋#お寅のセリフ「此奴は万公と云つてな、私の娘をチヨロマカした奴だよ。お菊の姉のお里が野良へ往つた処を待ち伏して野倒しをやり、たうとう夫婦気取りで、一年計りも私の家で暮して居つた奴ぢや。お里は悪縁で腹が膨れ、其ために難産をした揚句に死ンで仕舞ひよつた。さうするとこの薄情男奴後足で砂をかけて逃げてしまひよつたのだ」
  7. 第44巻第19章婆口露#:お寅のセリフ「何時の間にかお里の腹がポテレンと太つて来た(略)十月目にターンクの口が開いてホギヤアと一声、娘はビツクリして其場に気絶して了つたわいのー(略)娘の生命はとりとめたが、肝腎の乳が出ぬものだから、生れた子は骨と皮とになり、到頭死ンで了つた」「お里が言ふには万さまの子だ。こうなるのも前生の因縁づくぢやから、何卒乞食上りの万さまでも私の夫に違ひない。此人と添はしてくれなければ死にます死にますと駄々をこねるのだ(略)所が運の悪いお里は産後の肥立ちが悪うて、帰らぬ旅に行きました」
  8. 第44巻第19章婆口露#:お寅のセリフ「それから此万の恩知らず奴、増長しよつて、まだ蕾の花のお菊を手込めにし、二代目の女房にしようと企みをつたのだ。流石に偉い女だからお菊はポンと肱鉄をくはした。すると万公奴、妹に肱鉄をくはされて逢はす顔がないと遺書を書いて吾家を出た切り(略)」
  9. 第45巻第4章霊の淫念#:お寅が「それではヤツパリお前の霊はブラリ彦ではなかつた。耕し大神の霊かも知れぬぞえ」と言ったことがきっかけ。