「筑紫の島」の版間の差分
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2019年2月9日 (土) 17:23時点における版
筑紫の島(つくしのしま)は、霊界物語に登場する島。太古のアフリカ大陸のこと、また、その雛型である九州のこと。
概要
- 表記ゆれ:筑紫島(つくしじま)、筑紫洲(つくしじま) [1]
- 別名:アフリカ、亜弗利加、阿弗利加
- 初出:第4巻第36章「天地開明」#(筑紫の島)
- 筑紫の島の国魂神は純世姫神(多計依姫)。[2]
- 島の過半は砂漠であり、4つの国(下記参照)が大山脈で区画されている。[3]
国
筑紫の島には次の4つの国がある[4] [3]。第7巻でそれぞれ次のように守護職が定められている。
国名 | 守護職 |
---|---|
熊襲の国 | 建日別(旧名・小島別)[5] |
火の国(肥の国) | 建日向別(旧名・八島別)[6] |
豊の国 | 豊日別(旧名・虎転別)[7] [8] |
筑紫の国 | 白日別(旧名・高照彦)[9] |
イホの国(エジプト)は筑紫の島に含まれないようである。[10]
主なエピソード
筑紫の島は次の2ヶ所で舞台となる。
- 第7巻第24~47章
- 日の出神が、熊襲の国、肥の国、豊の国、筑紫の国の順で周り、各地の守護職を任命して行く。→「第7巻」を見よ
- 第34~35巻
- 黒姫が、失踪した夫・高山彦を探しに筑紫の島へ行く。結局、夫は見つからなかったが、35年前に捨て子した息子・玉治別と再会する。→「第34巻」「第35巻」を見よ
「筑紫」が付く言葉
- 筑紫の国:
- 筑紫の都:
- 筑紫丸:
- 筑紫ケ岳:
- 筑紫野:
- 筑紫の湖:
- 筑紫峠:
- 筑紫潟:
- 筑紫の宮居:紫微天界の西の宮のこと。
- 筑紫別院:
- 筑紫支部:
- 筑紫分社:
- 筑紫の不知火:第34巻第1篇の篇題。
- 筑紫上陸:第7巻第24章と第34巻第1章の章題。
「筑紫」の言霊解
第30巻附記 天津祝詞解#の「筑紫の日向」の説明の中で、次のように解説されている。
筑紫は「尽くし」「究極」「完全無欠」「円満具足」である。数で言えば「九」であり、筑紫が九州[11]に分かれているのはそのためである。筑紫や九州という地名が先に起こったのではなく、地名は後から付けられたもので、本来は筑紫も日向も天地創造の時からの語である。
古事記での筑紫の島
ナギ・ナミの国生みによって筑紫島が生まれる。身(み)一つで面(おも)四つ、即ち国が四つある。
「次に筑紫の島を生みたまひき。この島も身一つにして面四つあり。面ごとに名あり。かれ筑紫の国を白日別といひ、豊の国を豊日別といひ、肥の国を建日向日豊久士比泥別といひ、熊曽の国を建日別といふ。」(『新訂古事記』角川文庫)
その他
「筑紫」は霊界物語の中で、「心筑紫の」とか「誠筑紫の」というように、「尽くし」の語呂合わせ的に使われる場合も多々ある。
脚注
- ↑ 使用回数は、筑紫の島67回、筑紫島24回(島と嶋を問わず)、筑紫洲1回、筑紫の洲1回、アフリカ17回、亜弗利加19回、阿弗利加3回
- ↑ 第6巻第25章「金勝要大神」#:「つぎに純世姫神をして、筑紫の守り神となさしめ給ひぬ。これを多計依姫といふ。筑紫の島とは現代の亜弗利加大陸なり」
- ↑ 3.0 3.1 第35巻第1章「言の架橋」#:「さうして此島は身一つにして面四つあり。火の国、豊の国、筑紫の国、熊襲の国と大山脈を以て区劃されてゐる。さうして島の過半は大沙漠を以て形作られてゐる」
- ↑ 第7巻第40章「三人奇遇」#:「この島は身一つに面四つあり、豊国、肥国、熊襲国、筑紫国と区別され居るなり。しかしてこの四つの国を総称して又筑紫の洲といふなり」
- ↑ 第7巻第28章「不思議の窟」#
- ↑ 第7巻第36章「豊日別」#。ただしそこでは「建日別」という記されているが、「建日向別」の間違いではないかと思われる。詳細は「火の国#住民」の「建日向別」の脚注を見よ
- ↑ 第7巻第40章「三人奇遇」#
- ↑ 第7巻第36章「豊日別」#
- ↑ 第7巻第46章「白日別」#
- ↑ 第12巻第2章「直会宴」#:「イホの都ものり越えて いよいよ筑紫の島に着く」:イホを越えたその向こう側に筑紫の島があると読める。
- ↑ ここで言う九州とは、筑前、筑後、肥前、肥後、豊前、豊後、日向、大隅、薩摩の九つの国のことだと思われる。